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それぞれの指に
それぞれの記憶があるんだろうな
今は十本が必要な私のために
今日も言葉を紡いでいる
ゆび ゆび ゆび
まるで星のように
つながってつくりだす物語
忘れてしまえるということは
すばらしいことだとおもう
今日のことも
だれかのことも
わすれながらいきてゆく
わすれられないことを
すこしづつ手放して
花が咲くように
花がちるよ ....
なつかしい
お菓子のような言葉いただいて
泣けてきそうな気がして
ひきしめる
今日はまだ
終わっていないから
夢の中で彼は私に質問をした
彼ははなした
一方的に
少し笑いながら
ゆったりとして
いいにおいがした
彼のセーターは白だった
私はなにをこたえたのだろう
きけたのだろう ....
ありがとうとか
そんな言葉に心ふるえて
でもやっぱり
だれかをうらんだりしている
いいひとだけではいられない
それってみんな おなじ?
あたたかいお茶いっぱい
それだけであなたが ....
たったひとりじゃないけどさ
ひとりと感じる夜がある
おなじひとりの君と
一緒にいたい夜がある
なにかいいあうわけじゃなく
なにもいわないわけじゃなく
ただなんとなくそばにいたい
....
目をあげたらはっとした
大きな大きなお月さま
なにがいいたいのかな
まっすぐにひかってくる
静かなのに強く
私のうろたえる心が
少し泣きそうになりながら
そらせない瞳を前へ
前 ....
私の詩を
だれかが声にだして読んでくれたら
いいとおもう
大きな
大きな声で読んでくれたらいいとおもう
この私の両の耳にも
きこえるように はっきりと
よんでくれたらいいとおもう
....
雪の原理は知ってても
ききたくなる
お前はどこからきたのと
ちかい空からも
ふってくる
舞ってくる
わたしのうえにも
みたくないものにも
だいじなうえにも
わけへだてなく
....
お月さんが真上にいたら
あたしはもう逃げらんない
持ってる紙コーヒーの中にだって
はいってくるんだもの
白状するとしんどいわ
だけどまいったな
欠けながらだって
びかびかしてる
....
あるページには
私のすきな言葉がかかれてる
ひらけばいつも
それはそこにある
そんな風にあなたの言葉を
ずっとずっとあたためている
私が綴る言葉たちも
そんな栞になってればいいな ....
すきな歌詞を
心の中でなぞってみる
あの歌手の口元を
思い浮かべながらなぞってみる
うたはなにも
音でなくてもきけるものです
風が冷たい今
だれかを想って歩きます
不思議とそれ ....
今年ももう
一週間も過ぎました
なんてこんな風に
過ぎた時間ばかり思うのはやめようと
それも前の目標でした
お前は後ろに目がついているのか
そう言ったのは中学のときの先生
そ ....
涙はあたたかいのに
人はそれにきづかない
自分の悲しみに夢中だから
人はそれにきづかない
犬も
猫もそれを知っていて
ないて涙をなめている
砂をみるような静けさに
私の遺体をころがして
明日へゆけ
明日へゆけゆけと
祈ります
神でなく
鍵になるよな言葉だけ
書き記すことが
私の祈り