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テレビの画面に
鏡をはめた馬鹿がいる
お茶の間から
お茶の間を覗けるという
プライバシーの侵害

ニュースが見られないと
不満を垂らすお父さん
お父さんが垂らす
不満の顔は
家族の ....
ともすれば不思議な
雨だったけど
顔には暖かい斜陽を感じる

季節はずれの
天気雨がうっとりとして
雨の原石は記憶の中で
わずかにしっとりとしている

吐息よりも小さな音をたてて筒抜 ....
仄暗い公園のベンチで
みかんの皮を食べろと言われている老人が
喜んでと言って頬張っていたのは新聞紙
これでいいですかとにこにこしながら
鳩の目で少年たちを睨みつける

ぽおっぽっぽっぽ ぽ ....
或る寝室にての快楽の競技であり憧れと
してまさに今を感じるものである。だか
ら直線的ではあるけど、刹那という瞬間
の果てにての一適の愛液のような風景に
おいて、我の望みを追い続ける証。悲し ....
真実の愛は
一つだけだと
恋する度に思うけど

それは一度無くすと
二度も三度も
無くなってしまって
勿体ぶっていた
自分が馬鹿みたいなので
愛の安売り
始めます

愛をぶ ....
決めた

今日
君以外の事
しない

君の名前を呼吸して
君の笑顔で働いて
君の鎖骨をおつまみに
君の言葉を食べて
寝る

今日

君以外の事
しない
PS2ポータブルの

ボタンを押すと
ドン!

音がして
せかい壊れちゃった

あれ、これって
げんしばくだんのスイッチ
間違えて押してしまったよ

あれだけお母さ ....
雨が嫌いだ

校門でしか会えない

君の顔

今日は

半分だけ
ペッ、
地面に唾を吐いたら、
そこに
てんとう虫がいた。

羽を一枚無くしたのか
もう飛べないらしい。
それでも
一生懸命
どこかに行くらしい。

カラカラ
突然、踊りだし ....
あの人は悲しい人だった

公園のベンチで

名も無い詩人の詩集を読んでいた

落葉を栞代わりに挟んでいた


あの人は悲しい人だった

誤字脱字だらけの

名も無い詩人の詩集 ....
I am a Japanese girl after all,
今日はおじぎを100回して、
あいまいなコトバを100回言って、
あいそ笑いを100回して、
化粧直しを10回した。
 ....
流れることなくとどまる水が濁るように
不死になったら濁ってしまうのだろう
永遠の愛はどうだ?
とどまるものが永遠か?
ちがう
永遠の愛は愛の雨を降らし
愛の川を流れて愛の海へ辿り付き
そ ....
バスケ大会の決勝で、本田クンにアピールしようとしたのが悪かった。
ボールをキャッチミス。左、親指を骨折。病院行き。

真っ白であったギブスは、すでに文字で埋め尽くされ、
ちょっとしたアート ....
もし君が欲しいなら

僕の時間をあげるよ


もし君が欲しいなら

僕のすべてをあげるよ


君の罪は僕の罪で

君の痛みは僕の痛み


二人だけで

星の海に小船を ....
週末の午後に目が覚めた
みんなは出かけたらしく
静かで物音がしない

ひつようなすいみん

私には必要な睡眠だったのだ
12時間は眠っていたな
だけど
三年寝太郎には敵わない ....
天使が天界から落ちる理由、知ってますか?

天使って真っ白だからですよ

真っ白って無なんです

だから、黒が憧れなんです

0が白なら

100が黒だから

羨ましいんですよ ....
勉強もおっぽり出して寝転ぶ
天井の丸い蛍光灯に それを握るように手を翳す
指のすき間からこぼれる光に 少し目をつむり
ポジティブな何かを掴む感覚
熱はその手に伝わらないけれど

***
 ....
ありおりぞろりいまそかり
ありがたいのはきりぎりす
おっかないのとおとったん
そちらのそなたはソリストで
リードギターのテクニシャン
ませた大人がリズムを外し
来たのか来ないか来られな ....
野猿峠を下って
密林を切り開き
古びたドアを開け
喫茶ブラジリアに坐り
小田急線梅ヶ丘駅前で
手負いの猪を屠る
止まらない電車の中では
ロココ風の川獺を飼う
夢のような話を審議 ....
荒れ果てた街に 一輪の花が咲いていた 
誰もその花に気がつかない
でもその花は誰のためではなく 

自分のために咲いていた 
何かに引かれて徐に目を向ける
その花が僕を癒してくれる 

 ....
ゆっくりと朝になっていく一日に
決まったかたちの挨拶を投げ掛けて
次第に集まってくる思考を
開きかけの目で確認する

机の上には
いつからか書きかけの手紙があって
便箋は空を薄くした色
 ....
ちょっと待った携帯が鳴き始めた
よし

わからないのなら小指を見つめな

優しい小指ちゃんはこう言うぜ
「置き忘れた。」

何を
何処に
何故

傘を(蒼い)
喫茶店に(古い ....
妙に明るい夜に
便座の前に佇んで
その日分だけの毒を吐く

あたしは馬鹿なのでしょう
言ってしまえば良いであろう事を言わず
ただ その日を笑顔で切り取り

こうして毒を吐く
何て無意 ....
あなたはあたしが「パパ」と呼ぶと
本気で怒りました
そんなあたしが「親父」と呼んだ
あなたが逝って1年ですね

一緒に暮らしていなくて
久々に会った時にする
セクハラ発言が
なぜかあた ....
結婚式で 打ち上げた祝砲

幸せを祈り
永遠を誓い

襲撃と 思った米の飛行機

爆撃そして
みなごろし

ニュース番組の中 
子供も女の人も男の人も

棺に しがみ ....
からころと音のする
そんな欠片が散らばっていて
拾い上げると色とりどり
思い思いに光を反射している

広い砂浜
両手を広げても足りない
誰もいない静けさは
ただ波音を響かせる


 ....
値段はおいくらですか
空から澄んだ声がする
木の葉が静かに舞っている
晩秋の並木道は
人通りが無いのに
かさこそかさこそ
賑やかな気配がする

値段は、
いくらでも構わないのです
 ....
谷川美嶺さんの自由詩おすすめリスト(27)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
もう一個の家族というフィクション- 銀馬車で ...自由詩1*05-3-13
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雨が嫌いだ- 月山一天自由詩11*04-12-10
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