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さみしかったんだ
ほとんど狼みたいに毛羽立った孤独を
ずっと人の死角にかくして



宇宙に旅立ったアホウドリの飛行士の話。
最近、ようやくこの星に戻ってきた彼の話によると、
宇宙の中　.... ただの生活の中を
ただの生活だなんて言って
大して感動もせずにフラフラ生きてたら
ときどき前方不注意で
誰かの真摯な想いの背中にどしんとぶつかることがある
いい加減見かねた神様にマジビンタを　.... ただ、空ばかりが暗い

照明ばかりが明るい

そこだけ白くて

他は黒い



朝、目を覚ますたびに泣いた、と君は言った
僕はその言葉を重んじてうなずいた


　.... あなたの住むマンションまでやってきた

あなたに食べてもらおうと思って焼いたクッキーは
人生で初めて焼いたクッキーは
思う以上に手間取り
夜になってしまった

マンションはほとんど街のは　.... 僕は目が悪いので、つねづね目にコンタクトレンズをはめているのだが、たとえば海で泳いだりするときなどは、コンタクトレンズをはずさなければならなかったりする

コンタクトレンズをつけていないときの僕の　.... 一

昼寝でもしたくなるぽかぽか陽気だ
ぽかぽか陽気に抱かれた町で
電信柱の黒い毛に結ばれた商店街の
のんびりとしたアスファルト
のんびりとしたアスファルトの上で
サディストがマゾッホを　.... ワガママなあなたはハナっから
あからさまな逆さまだったから
飾らなかった露わな狭間
また真っ逆さまだ

あなたは若さ、または様々な甘さが
早々、たわわだった

まっさらな朝っぱらから
　.... あなたは就活のためにと家庭教師のアルバイトを僕に勧め、僕はうなずいた。

謝らなくちゃいけないことがある
本当のところ
あなたと出会った時点ですでに
僕はこの現実世界にいなかった
半分もい　.... 例えば
用を足していて
済み
尻を拭おうとして
トイレットペーパーを

力任せに引っ張ると
安っぽい
「トイレットペーパーを支えてるやつ」は
その安っぽさをいかんなく発揮して
芯の　.... 「私は狂えるモンスターだ！」

と突然、君が叫び
１３秒後

ああきっと、今聴いている音楽の影響なのだろうと
僕は理解し

もう一度テレビを見ようとした。
ちら、と横目で君を見てみる　....
石田 圭太さんのチグトセさんおすすめリスト（10）
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
プール- チグトセ自由詩14*08-3-8
オニキス- チグトセ自由詩12*07-5-4
うた- チグトセ自由詩9*07-4-24
月視- チグトセ自由詩5*07-4-20
海眼- チグトセ自由詩5*07-4-20
小春景色- チグトセ自由詩5*07-4-14
甘かったサラダ- チグトセ自由詩9*07-4-13
優縁台- チグトセ自由詩7*07-4-12
濡れたトイレットペーパー- チグトセ自由詩11*07-4-4
スモーキン- チグトセ自由詩11*07-4-3
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