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わたしたちのうつくしい夏は過ぎ去り
ただ ぎらぎらとした陽炎ばかりが
道すじに燃え残っているけれど
二度とあうことのない確信は
耳元で鳴る音叉のように
気だるい波紋をいくえにも広 ....
弔いの言葉が捌かれて
彼らはそれを咀嚼する
通約された痛みの淵に
紫紺の{ルビ輪=ループ}を描きながら
桜は
自らの闇に向かって落下する
....
石田 圭太さんの月夜野さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
暗渠
-
月夜野
自由詩
17*
07-5-17
喪花
-
月夜野
自由詩
13*
07-4-19
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