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少年Aは今日も何気なく日常を過ごす

背が高い
その高さがよく目立つ
少年曰く、遺伝らしい
家族で外に出歩けないとよく言っている
彼ひとりでも道行く人々が二回ほど彼をちら見するらしい

 ....
この夏が終わるのもそう遠くはない、と
花火が打ち上げ終わった海にいる私

横たわる一メートルと五十センチあまりの生身
押し寄せる波に三十六度五分の生気は解放される

あれからどれぐらい経つ ....
石田 圭太さんの緋月 衣瑠香さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
少年Aの話- 緋月 衣 ...自由詩13*08-9-21
海になる- 緋月 衣 ...自由詩11*08-8-24

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