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窓を無心に磨く雨音で
鉱石のように凝り固まった背中
手元に空白のノート
ペンは柔らかく握られたまま
冷めてしまった珈琲が
あなたの唇を忘れていた
とても低い声で唄い出せば
思い出すような ....
光りの差し込まない部屋の中で
蛍光灯の下 白いノート
灰色の罫線の上に
はにかむ口元を今日も書き取る
鉛筆で書かれたそれは
何度も繰り返す
さようなら
午後の堤防の上で
潮風によろ ....
石田 圭太さんの及川三貴さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
間奏
-
及川三貴
自由詩
9
07-4-19
悲嘆
-
及川三貴
自由詩
13*
07-3-17
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