すべてのおすすめ
せめてもの
という慰めを残して
子猫は飛び去ってしまった
その背中に
あまりにも何もなかったから
軽く土を蹴るだけで
ぼくの見えないところまで
子猫は飛んで行ってしまった
かなしいと
 ....
私が殺した感情は
私の中で静かに眠る
消えてしまったものでなく
忘れ去られたものとして
奥につかえて何かを残す

私は必死で辻褄合わせ
殺したものに気付いていない


私が飛ばした ....
空が青いから
僕は屋根を焼く
焦げて崩れたその隙間から
青かった空を覗く
思うほど息苦しくもない午後
崩れた屋根は既に屋根ではなく
いつまでも煙を空へと飛ばし続ける

僕は灰空を見るの ....
石田 圭太さんの健さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
背中- 自由詩9*07-4-21
呼吸- 自由詩5*07-4-4
カラスは空にいない- 自由詩12*07-4-1

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する