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{引用=体温の変化って
すごいね


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うるんだ夕刻の
スプリンクラーからは


しずまないでいる陽が
不遜で
わたしたちは
落日みたいなことばで喋る

 ....
一.


舞いそこねた息が
蜜擦れしている

まつげのながさは
わたしたちのいのち




二.


等分できないものをささえる
ゆいいつの幕間
背泳される 水は
 ....
きみのりんかくをぬいあげていく
オルガンの重さが
ひかりににていて
急に
まぶたがいらなくなる
砂糖の
あじをわかりたくて
紅茶ばかりのんでいる、午後
猫が行った



声に体 ....
一.


青を
反故にした

よりも
事情がある

真昼につき、
雨はふらない




二.


鋏の持ち手が緑だったことから
分け合いたくない
ままの
手 ....
一.


番号をつけるかわりに
名前をつける
えんえん正しい
回路
いつか誰かにのぞまれる手
という呪文




二.


ステップが日の長さに合わない

れんげは ....
一.


春待ちゆびが
くちびるにふれて
かた
むね
こし

跳ねていく

抱きぐせがつくからだめよ




二.


ぱた ぱた
と舞う洗濯物を
清潔とす ....
一.




おなじ速度で落下する
きみと
きみ
の 心中しようか


亡命 なら
考えたかもしれない




二.


きみに似ているもの
・深夜のガソ ....
おびえるなよ
という声が
おびえていた
私の体の 外で
外では
仕方がないから
精液の白さに免じて
ゆるした
若いって
苦いと
同義だよね
字も似てるし
と口に出したとき

悲しいって
美しいと
同義だよね
と言った
君を思い出した

空は平均的に青い
石田 圭太さんの簑田伶子さんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
平熱- 簑田伶子自由詩14*08-1-26
断片集「追水」- 簑田伶子自由詩18*08-1-24
- 簑田伶子自由詩18*07-12-11
断片集「間引く」- 簑田伶子自由詩37*07-12-6
断片集「リバーリバー」- 簑田伶子自由詩25*07-1-29
断片集「幸せの庭」- 簑田伶子自由詩47+*06-4-15
断片集「連れていけない」- 簑田伶子自由詩20*05-12-6
洗濯- 簑田伶子自由詩13*05-9-16
空、その周辺の事象- 簑田伶子自由詩27+*05-9-14

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