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二十歳になったばかり
一方的な失恋の末
浪人時代の
受験戦争に嫌気がさして
Cigaretteを吸い始めた
カリブ諸島原産のCigaretteは
大航海時代にコロンブスが
率いるアメ ....
彼女が突然
夜食にゆで卵を食べたいと云って
卵をふたつゆでた。
寝そべって
二人でひとつずつ食べながら、
話をする。
彼女には卵の黄身になってくれたら
僕は白身になって君を包みたいと ....
夕立は突然やってきて
落雷で鉄道の
運行が遅れている
雨宿りをしながら
駅の改札口で彼女と
待ち合わせをしていて
たくさんの
雨粒のなかには
彼女の残像を映す
きっとひと粒の
....
ずいぶん遠くの砂浜には
朝方に打ち寄せる小さな流木が
たくさんありました。
きっと誰かの海辺の
記憶の果てにあるはずです。
どのぐらい時間をかけて
どこから来たのか
わかりません。
....
真夏の青空を
吸い込む
くちびるから
生まれる蝶の
羽根の色は
南太平洋の耀く
海の色よりは
ずっと淡く
抜けるような天空の
青空の色に近い
在りし日の情熱からは
傍らで誰か ....
{引用=※この詩は或る詩の朗読会の
招待状になっております。
コメント・ポイントをいただいた方へ
朗読会への企画案内のために私信にて
お誘いをご送付いたします。
なお、コメント・ポ ....
決して退屈なことではないのに
夜空の静寂は
孤独な人間の沈黙とも
全然違ったりする
恋をすることで
時間が過ぎてゆくのを忘れるとき
最近の彼女は欠伸をする
だから僕には
彼女の欠伸 ....
誰かの涙のように
なぜか理由もなく
寂しくなって
小雨は降っている
街灯の光りが
点かないうちに
晴れであれば
まだ夕陽の落ちた
跡がかすかに
残っているはずで
少し曇りか ....
人生というものは本来
純粋なものなのか
という素朴な問いに対して
年上の彼の立場としては
人生はかなりのものが不純物で
出来ているという話をしていたはずだった
ここに座って
潤してい ....
ただのみきやさんのりゅうのあくびさんおすすめリスト
(39)
タイトル
投稿者
カテゴリ
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日付
Cigaretteが消していく未来と命
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りゅうの ...
自由詩
8*
13-9-26
月を食む夢をみる鳥
-
りゅうの ...
自由詩
11*
13-9-21
一瞬と永遠はとても似ている
-
りゅうの ...
自由詩
8*
13-8-21
海辺の夜空に小さな灯かりがきらめいて
-
りゅうの ...
自由詩
7*
13-7-14
蝶はくちびるから生まれる
-
りゅうの ...
自由詩
11*
13-7-9
浜辺の朗読会への招待状
-
りゅうの ...
自由詩
8*
13-6-18
くちづけ
-
りゅうの ...
自由詩
10*
13-6-14
足あとⅡ—十字路を曲がってから—
-
りゅうの ...
自由詩
2*
13-6-12
或るコーヒーテーブルの傍らで
-
りゅうの ...
自由詩
7*
13-6-7
1
2
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