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明るい灰色の水面が
鳥の声がするたびに震えていた
誰かが落とした柔らかな
容れ物も
静かに震えながら
石畳の上を転がっていた
そこから視線を
ずらすと
小さな島が現れたり
消えたりし ....
開け放たれた門の前を
数匹の猫が退屈
そうに通り過ぎた
門の内側で金切り声をあげる
子供達の服に
ざらざらとした灰が付着していた
門を叩く音がするが
気にする者はいない
まだ少し早かっ ....
枯れた枝の先に
いくつもの空が見えた
それらは全て濃い瑠璃色で
星はひとつも無かった
立入禁止の看板のすぐ
隣に
小さな街灯で照らすことのできる分だけの
生活が あり
何かが落ちる音 ....
わずかな時間の中で
何度も
何度も訪れ、もう
その存在を信じることも
できなくなった情景
静かだった場所はそうでなくなり
またすぐに静かな場所に戻

誰かがいたことに
気づくの ....
ペットボトルを探しているうちに
3年経っていた
中の水は腐っていた
見上げたら夜空で
知らない星座がいつの間にか増えて
いた

暖房を入れてパソコンを立ち上げると
すばやく
挿し込ま ....
フユナさんのnomanさんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
足音が止んだ後- noman自由詩416-3-13
向こう側から来る人はいない- noman自由詩216-2-28
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明るいところはどこにでもある- noman自由詩215-6-26
「バターは我々を太らせるだけだ」- noman自由詩309-2-20

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