すべてのおすすめ
石像が
石像の霧をまとう
段差 緑
歩き去る傘
右上からすべてを消す光
時計まわりの羽と波
池の水を飲む光
景は影を置いてゆく
流木の窓 墨の窓
何も ....
空の閉幕
地の罵声
ひと足ごとに遠のくひかり
在る風景と無い風景を
それとは知らず 行き来する水
岩が樹を喰い
樹が岩を喰い
涸れ川に落ちる
ぶらんこの街
....
ひとつの泡
ひとつの滴
止むことのない曲線に降る
すべての冬
宙を羽織り
気を被り
星の履きもの
季節の嘘
森を作る鳥
岩へ至る岩の径
鉱の曇 鉱の ....
中身の分からぬ箱を
幾度も運ぶように夜は来て
色を静かに塗りかえる
重ねられた隙間が鳴く
地球の裏の蝶
緑へ落ちて
陽を弾じく影
あたたかな不安
永い永 ....
むらさきの家具
光の終わりの
粉と冬
星や海や
息の位置
誰が花でも
花を咲かせゆく
どれほど苦しい
苦しさの夜にも
光の角が
片目からだけ伸びてゆ ....
陽のかたまりが
荒れ地の斜面を流れ落ちる
何もない場所が
何もない拍手に華やいでゆく
指に沈む 爪の長さ
雪でできた肉厚の葉に
花は無い 花は無い
多 ....
空洞が鳴る
鏡の道を
空洞がゆく
光と遊び
冬を呑む子
鱗へ 水へ
蒼をこぼし
葉を追いながら
双子のけだもの
銀を知らず
冬を知らず
....
硝子と硝子のはざまの花
花の息に
そよぐ花
花は
花ではないのかもしれない
祭の終わりに
終わりを見ぬまま離れ出て
裏の通りを歩いていた
海に並び
海に着 ....
斜めの鏡に映る逢魔
草が双葉へ渡す花
解体される建物が
料理のように匂いはじめる
小さく鳴る水藻
かわいては沈み
ふたたび浮かび
壁と影を繰りかえし濡らす
....
蝶のくちもと
触れる予兆
硬い草色
舐め取るふるえ
粉にまみれた異母兄妹を
泡のように飲み干して
こぼれた光
夜の 市街
皆のところに行けない犬
噴水 ....
降る夜のなかの樹々
空へ空へ落ちる雨
水が水に
乞いつづけるうた
浜辺と岸辺
正負の境界
ただひとつの無数の鈴
外の耳へ鳴りひびく
羽に落ちる花影を
....
あきらめられた真昼には
羽で見えない筆の在り処
青と金 また青と金
酒瓶の底に立ちつくす地図
鳥が煙に生ませた子
どこまで歌い
地を揺らすやら
羽毛を羽毛になぞる ....
川辺の光の
光のあやとり
すぎるものたちが
映り映らず
すぎてゆく
生きものは生きもののまま
在るものも無いものもつながってゆく
降る会話 巡る会話
水紋ではな ....
灯から生まれる水が
夜の路を照らす
壊れるほどまぶしく
消し去るほどまぶしく
同じ速さで遠去かり
同じ間隔に並ぶ柱に
隠れては隠れては現われる
互いを互いに映し出 ....
そらの珊瑚さんの木立 悟さんおすすめリスト
(44)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夜とまばたき
-
木立 悟
自由詩
3
12-10-29
ひびき_めぐり
-
木立 悟
自由詩
2
12-10-24
ひとつ_千年
-
木立 悟
自由詩
5
12-10-19
夜と白
-
木立 悟
自由詩
6
12-10-16
夜わたる夜
-
木立 悟
自由詩
6
12-8-19
未季明
-
木立 悟
自由詩
5
12-6-17
灯へ_まどろみへ
-
木立 悟
自由詩
9
12-6-12
離れ_そのまま
-
木立 悟
自由詩
3
12-6-4
The_End_Of_An_Ear
-
木立 悟
自由詩
6
12-5-17
ひかり_まわりみち
-
木立 悟
自由詩
5
12-5-15
翳音手
-
木立 悟
自由詩
3
12-4-19
鉄の花
-
木立 悟
自由詩
5
12-4-12
かたわらに_かたわらに
-
木立 悟
自由詩
7
12-1-25
戒厳令の冬
-
木立 悟
自由詩
7
11-12-25
1
2
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する