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みずうみ、の真ん中にたち、わたしはいっぽんの樹になる。
ふいていく風、わたしの身体をつきぬけ、
腕をのばすと、せかいのかたむきから、はなたれる。
わたしの枝いっぱいの葉たちをそよがせる ....
カーテンのすきまから、
むかいの住宅の屋根のうえ、
うすくもり空を見上げる。
幾本もの電線が斜めに走っている。
窓を開けると、
わずかに残されたうすい青から、
凍えた風が吹きこむ。
....
松本 涼さんの光冨郁也さんおすすめリスト
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タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
みずうみの樹
-
光冨郁也
自由詩
8
06-6-13
斜線ノ空
-
光冨郁也
自由詩
8*
06-4-8
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