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玄冬の砥石を濡らす太き指
{引用=一九九五年一一月二二日}
もう雨が降ると息が白い
プラットホームは痛いほど凍てついている
出来損ないの私の影を穿つ雨
午前六時三十分に青い電車に乗る人 他人の朝
水溜りよ青は無残に散乱する
どこへ ....
言うまでもなく潰瘍
腕痛めた 腕があるから痛い
服を畳み自分を畳みお休みなさい
夜の中で記憶を石にする
ひつじをかぞえるゆめのよう、に。
太古のこのわた ....
黒川排除 (oldsoup)さんの俳句おすすめリスト
(3)
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