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あの頃
世界は終わりつづけていた
人々がざわめき行き交う街は
同時に 虚ろな廃墟だった
あらゆるものが僕の意識から
辷るように遠ざかりつづけていた
   (でもいくつかのものごと たとえば ....
夏が去ったあとのがらんどうに
いつしか白く大きな九月階段が出現していて
そして僕らはその段々の上に
蒔かれたように腰かけていた
ただそこで空を見あげていたり
何かを読んでいたり
歌をうたっ ....
つむさんの塔野夏子さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
レクイエム/ララバイ- 塔野夏子自由詩5*11-10-19
九月階段- 塔野夏子自由詩22*11-9-11

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