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秋は遠い
肩にこうべをあずけて眠る
ひとりの女のように
一匹のトンボがくぐりぬける
それ以外なにもない
綿の花をあしらった
青くくすんだヴェールの下
静かな死者の息づかい
遠く ....
今朝はやけにすずめが気にかかる
あまり明るくない雨上がりの湿った土の上を
ちいさくなにかついばんで
むくっとしたり首をかしげたり
尾羽を振ったりして
手のひらにすっぽり収まりそうなすずめが ....
おとなになれなかったこどもは
おとなロボットに乗った
大きくて頑丈 パワーがあって
こどもには持てない武器をたくさん搭載していた
こうしておとなロボットは戦場へ出て行った
いったい誰がおとな ....
時折 背負った荷物をすべて下ろしたくなる
そしてまぼろしの中の風のように
異邦人たちの衣を揺らしながら
何も持たずに消滅したい
時折 鳥となって旅路の終わりへと飛び去りたくなる
....
今夜こうして詩を書くけれど
世界中にある様々な不条理や
悲しみや痛みを知らない訳ではない
この国を覆う様々な矛盾も
今こうしている時にどれだけ多くの人が
不安に慄いているかも
ただ今夜 ....
野澤 尚也さんのただのみきやさんおすすめリスト
(5)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
孤独なポーン
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ただのみ ...
自由詩
5*
23-9-30
偏心痛
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ただのみ ...
自由詩
20*
15-11-14
おとなロボット
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ただのみ ...
自由詩
23*
15-5-30
乖離したものが_いま_月のように弧を描き
-
ただのみ ...
自由詩
26*
12-4-9
すこし話しがしたいんだ
-
ただのみ ...
自由詩
16+*
12-2-13
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