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ことりことり、ないているのかうれしくてまたかなしくて冬の青ぞら
立ちつくす白い時間をせつなさは雪を見ている君の目に降る
窓とおく汽笛は過ぎてひかりのみ冬の手紙を燃やす夕べを
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おとしぶみと言う虫に託す詩集ひとつ恋愛論のなれの果て
ストリートミュージシャンにあすを尋ねるどのコード進行で生きるかと
炎天下脳みそは妄想やめて夕涼みプラタナスの鈴の葉陰に
初音ミク ....
実態のない言葉はトート,御者もなく転げる言葉はトート
チカチカ光る三色でリード,とりあえず楽な方へ巻かれてリード
首に縄でも眼前にシェード,芋づるでも無差別でも視界シェード
無 ....
目を瞑り月の女の名を呼ばう 指に安らう蛾のやわらかさ
梟の灯りを頼りに船は進む 翼は煙 心は砂糖
銀の盆 兎が行き来するたびに紫色の林檎が落ちる
不死の父を時計の中に閉じこめて蠢く鍵 ....