すべてのおすすめ
顔見知りの男が死んだ
いつも何かにイラついていて
斜に構える自らの姿に酔いしれていた
そんな一人の男が死んだ
※
よくある話しだけど
おんなが二人いた
別れた奥さ ....
旅ってなんだろう
帰るところあっての旅なんだろうけど
住んだこと無いはずなのに
慣れ親しんだ気がしてならない場所へと帰ってゆく
そんな旅路もあるような気がする
※
....
あきらめてみる
たとえばわたしでいることをあきらめてみる
すると亡くなった母のこととか
ひとりぼっちの寂しさとか
なんだかふぅっと身軽になれて
お線香のくゆりは相変わらず苦手 ....
人一倍寂しがり屋なはずなのに
気がつくと、いつもひとりぼっちになってしまう
これも運命ってやつなのかな
※
みんなはひとつの輪になっている
それなのにわたしだけ一歩後ろに下が ....
台風がそれて良かったと思うものの
荒れ狂う里川の変わりようを
術もなく見つめる老人の眼差しに寄り添うことは難しい
人様の身の上にふりかかった災禍などと
素知らぬ顔して晴れ上がった台風一過の ....
どれほど歳を重ねたにしても
夏の終りは感傷的で
どこかしらか和太鼓を叩く音が聞こえてくる
リズムを刻んでいるようであり
生の在り様を現そうとでもしているのか
小刻みに
あえて無 ....
あっ
風の軋む音がします
※
母となれなかった女の子供が母となる
子を宿せば母になれる
そんな容易いものではなくて
幼子の抱く古びた操り人形のように
いつのまに ....
犬猫とは違うことぐらい
判っているよ
※
でもね
薄汚れた服でサンダル引き摺ってた女の子
大切にしてもらっているのかな
パートのお母さんと
いつも家でタバコ吸っている男の ....
いたずらな風にでも煽られたのか
薄桃色の世界が一瞬目の前にひろがった
※
男のひとは女性の下着に恋するものらしい
くしゃっとした
小さな布切れなのにね
でもそれは男の ....
洞野いちるさんの恋月 ぴのさんおすすめリスト
(9)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
奈落のひと
-
恋月 ぴ ...
自由詩
29*
12-2-20
旅路のひと
-
恋月 ぴ ...
自由詩
25
11-10-10
見つめるひと
-
恋月 ぴ ...
自由詩
30
11-10-3
許されたひと
-
恋月 ぴ ...
自由詩
28+
11-9-12
対岸のひと
-
恋月 ぴ ...
自由詩
29
11-9-5
異心のひと
-
恋月 ぴ ...
自由詩
23
11-8-29
祝祭のひと
-
恋月 ぴ ...
自由詩
23
11-8-22
リア充のひと
-
恋月 ぴ ...
自由詩
29
11-7-25
確信のひと
-
恋月 ぴ ...
自由詩
26*
11-7-18
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する