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信じられない、と言うのが聞こえたあとにもう一度信じられない、と言うのが聞こえたので私は礫(つぶて)になってしまった。弾けて路傍。鮮やかなつま先であなたが私を蹴り上げる。信じられないと言う声がまだ胸 ....
手がふれる、という覚悟と、手がふれた、という諦念の間には、ほんのわずかの隙間があって、わたしはだいたいそこいらへんに住んでいるのじゃないかと思う。わかっていながら、実在に達しない、その、なんとも。 ....
土砂降りの日に偶然出会った。(偶然以外の出会いがあるのかどうかはまた別にするとして)都会の昼間に雨が降ればにぎわう場所といえばコーヒーショップ。人まみれのこまごました座席を一瞥して隣にしましょうと ....
24歳になって、ええと、17日、が経ちました
世界に参加しはじめてからは、ええと6年と5ヶ月目です(いまかぞえた)
わたしのなかに16歳と、7歳と、24歳と、42歳がいます。
女なら ....
昨年の大震災以降の、日本における「共有化」というのか、共有観というのか、そういうものがちょっと異常になってきているように感じる。
あの日わたしは関西にいて、テレビがどのチャンネルもばたばたと ....
半年ぶりにかえった家はおどろくほど暖かく(ガス・ストーブをいれたの、と母)、慣れない匂いがした。住人が減り、それとちょうど反比例するように増えていく飾られる写真。
ウエディング・ドレスを着る。い ....
しゃくなげの苗が売られている。
その名まえは冬に教えてもらった。だからしゃくなげが、あんなふうな、つつじのお化けみたいな花なんだっていうのを知ったのはずっとあとになってだった。だって、これは ....
ひざを立てて文章を書く。
わたしはわりと痩せているので、手足はあんまり若々しくみえない。骨が出ていて、かりかりしている。でもわずかながら筋力トレーニングをしているので、ふくらはぎにはけっこうしっかり ....
物事が真実である必要はない。
あるとききゅうに、自分について大事な物事に気付くことがある。
それがきょうはそのことだった。物事はただしくあるべきだと思う。少なくともわたし自身は物事にたいしてただし ....
一秒に一京回の計算をするコンピューター。
夫は寝ている。多くの硬い毛に覆われた体。(それはそのままわたしの安心の形をしている。)それから、ぐったりと縮こまった性器。わたしにも早くペニスが ....
他人の詩をたくさん読むようになってから、まだ日は浅い。
詩集というものも、特に自腹を切って買ったことがなく、゛現代詩フォーラム゛が、 僕にとって最初の本格的な読詩経験だと思う。ちょっと気が向 ....
尤も親の子ですからね、級が上るにつれ出来の方は下って参りました。
字も、意味になっちまえば色で話しかけて来ることもなくなって、通信
簿にはいつやらアヒルがちらほらと。音痴ですし、絵ごころもサッ ....
8) 平成24年度 文科審議会答申 抜粋
第1 これからの時代に求められる死語の再生と活性化
需要が激減したオブラートでは包めなくなった為、認知度の高い新素材を充当する。
候補; 吸 ....
{画像=110726012953.jpg}
はるか大昔に天子が山頂にのぼり
おお我が美味し国よと祝詞を上げた山は
小さいころの遊び場だった
山の中腹には幾つか洞穴のようなものもあって
....
もっぷさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(44)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
つぶて
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はるな
散文(批評 ...
3
12-10-5
届くとか届かないとかのこと
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はるな
散文(批評 ...
8
12-9-11
踊り子
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はるな
散文(批評 ...
3
12-4-11
6歳
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はるな
散文(批評 ...
2
12-3-16
消えた電池のこと
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はるな
散文(批評 ...
5
12-3-13
ガス・ストーブのこと
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はるな
散文(批評 ...
4
12-2-22
すべてが思い出になったあとで
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はるな
散文(批評 ...
3
12-1-31
いったい誰が異常なんだろう
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はるな
散文(批評 ...
2
11-12-2
ただしさと真実に関する考察と覚書
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はるな
散文(批評 ...
5
11-11-21
コンピューター、及びコーヒー、そしてタオルハンカチ
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はるな
散文(批評 ...
7
11-11-15
心のギャラリー
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さすらい ...
散文(批評 ...
14+*
11-10-29
_を
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salco
散文(批評 ...
4*
11-10-1
夏の冷製サーモントラウトかいわれ大根添え
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salco
散文(批評 ...
3*
11-8-14
橿原断片_/_耳成山
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beebee
散文(批評 ...
21+
11-7-26
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2