わかるのは、わからなくてもいいようなことばかりだ。
ききょう、ぴなぴなして頼りない花びら。ここにいる前に、どこにいたのかわかる。前にいた場所からここまでも、きっと歩いてきたはずだけど、どう歩いた ....
「春の土」
よりそひて小川とあぜ道蛇行せる二月の畠に耕人ひとり 

音なくて雨降りゐたり 静かにも春を見上げて庭辺の千草

うんうんと地よりわきたつ緑児を雨とお日さま交互にあやす

一坪 ....
きょう私は 人をひとり殺しました
気の早いクリスマスソングが
街に流れはじめたから
きらびやかなイルミネーションが
とてもとてもキレイで眩しすぎたから


きょう私は 人をひとり殺しまし ....
えりがめくれてるのが気になって
めくれてるよ
と言ったけど
喉がかすれてこえがでない
声の出し方を忘れてしまった
と思って
咳をしてみたら
目に砂が入ったので
目を閉じたら
目が閉じ ....
早く、早く
手を取って
走り出す
子どもたちを追いかけて
私も月日をさかのぼり
もう20数年もむかしに来た

ことしのサクラの色
いつもよりもずっと
白っぽいのは
冬が寒かったから ....
手がふれる、という覚悟と、手がふれた、という諦念の間には、ほんのわずかの隙間があって、わたしはだいたいそこいらへんに住んでいるのじゃないかと思う。わかっていながら、実在に達しない、その、なんとも。 .... Y 八歳の女子として親に質問した
「ねえ、どうして結婚したら赤ちゃんが生まれるの?」
返事はいまや失念

「ねえ、どこから赤ちゃんは生まれて来るの?」
「眠っていたからわからない」納得する
 ....
これって大量殺戮でしょ?
それを、ホイホイって・・・・。
めっちゃ好きなんだけど 
知らん顔しているのさ
薄目を開けて見てるのに
好きものなんだけど
黙ってるのさ
珍宝を待ち望んでいるのを
かくすように
君は実は超ど変態
狙いは僕の珍宝
知 ....
このままでは、お互い不幸だと思うんだよね。 今年の抱負っ?
んなもん、あるわきゃねえだろ!
なにがしの謂れあるやもしれぬかも妻は赤き実しきり摘みおり

咳出でて老いしわぶきとは思えども今日は頻りに歌を読みおり

赤き実をほかの木の葉など取り合わせ妻は生け花一つを盛れり
こんもりと雪に覆われた朝
夢中でついばむすずめたちは
埋もれることもなく
枯草を折ることもない
だがまんまるの愛らしさは鋭い冷気への対抗
食糧不足は天敵も同じ
生きることは戦い
いの ....
それぞれに様々な「ことば」が書かれた無数の箱の前で男は沈思する 名詞 熟語 接続詞 形容詞…吟味に吟味を重ねた末 男は箱を積み上げて建物を建て始める


                実存の子 ....
 明日人に会うので、伸ばしに伸ばした髪を切りに床屋に出かけた。逗子駅前にある床屋で、中年の男性とその母親と思しき女性の二人でやっている。男性の方は、すっとした二枚目で、恐らくサーフィンか何かをやってい .... ま、まさか、お、お父さん?! 家族を失うことは
心の一部が切りとられるということ
腕の一本麻酔もなしに切り落とされたと思ってみれば
その痛みの激しさと
後々続く消失感が
少しは想像できるでしょう
だけど心は人の目に ....
というわけで、これから他愛もないことをつらつら書き連ねていこうと考えています。多くのことは、殆どの人にとって興味のないことになると思いますが、題名の通りですので、何卒ご容赦下さい。
さて、ボクは競馬 ....
ボクが文章を書こうと思う契機は単純なものです。
大概は、ボクの外側に転がっている、ちょうどそこにあるもの、今流れている音楽、たまたま目に入った人や景色といったものが発端になっていて、ボクの内側に長い ....
えーっとマン
えーっとマン
ハイッ?ハイッ?ハイッ?
ハイッ?ハイッ?
えーっとマン
えーっとマン

霞む瞳
遠い耳
薄れる記憶
ついに本格的
老化現象(鼻毛も白い)

あき ....
今夜もまた眠れそうにありません
2時間前に飲んだクスリは一向に効いてくる気配がなく
仕方がないので強いお酒を呷ってみましたが
余計に目が覚めてしまう一方なのです

考えないようにしているつも ....
廃園なんてない
庭はいつもそこにある

木の国
虫の国
蟻の国

幾つにも幾重にもひとつに
空のもと
風の中
ひとがいなくても
いなくなっても

おかえりという言葉が
時々 ....
 尤も親の子ですからね、級が上るにつれ出来の方は下って参りました。
 字も、意味になっちまえば色で話しかけて来ることもなくなって、通信
簿にはいつやらアヒルがちらほらと。音痴ですし、絵ごころもサッ ....
秋風に

どうしてか白き花咲く蕎麦の花食料になる花は素朴だ

萩の花庭に散りいてゆうこくの秋風が吹き妻と帰宅す

ローマ書を書き写しつつ楽しみて次は更級日記写さむ

未来には何が待つか ....
 あたしが初めてそいつに会ったのは、学校に上がってからでしてね。
 昔の親は貧乏に忙しくて、幼稚園児に弁当持たせるので手一杯。湯気立て
て遊ぶ子ども捕まえて、字なんか仕込む趣味もありませんでしたか ....
今なら変われる気がするんだ
空が青だったから
今なら変われる気がするんだ
空が青だったから
ただそれだけなんだけど

ちらっとだけ見た
ほんの一瞬優しく見えた
気のせいかな
涙なんて ....
家計簿つけて、ため息ついて
数字とにらめっこ、にらめっこ

ああいやだ
世間のあれこれ素知らぬ顔で
きれいな言葉しか紡がない
詩人になりたいのに

いつの間にか口をついて出る
お財布 ....
騙したりしたい
真実だよと言って抱きしめたい
永遠にと言いたい
終わりなんてこないと言いたい

ずっと一緒だって言いたい
どこへもいかないって言いたい
冷めた目をかくして
熱く抱きしめ ....
いくつもの賭けをした

あの坂道を
はやくのぼりきった方が勝ちだ
瓶入りのコーラを賭けて

角の犬に吠えられたら負け
一杯の牛丼を賭けて

先に恋人のできたほうが勝ちね
きれい ....
もし君が、この話を聞きたくないんならだな、さて、僕がここで生まれたとか、僕の素敵な幼年時代があんな具合だったとか、僕の前にいるリスだかタネキだか、とかなんとか、そんな《サリンジャー》式のくだらない話か ....
シャドウ ウィックフェローさんのおすすめリスト(62)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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動機- 涙(ルイ ...自由詩314-11-21
_- さいとう自由詩513-8-27
さらりとな- うめバア自由詩913-3-26
届くとか届かないとかのこと- はるな散文(批評 ...812-9-11
開眼、ひとときの和楽- 木原東子自由詩16*12-2-13
写真を見てひとことvol.30- 花形新次携帯写真+ ...1*12-2-7
欲しいのブラ珍宝- 花形新次自由詩1*12-1-26
写真を見てひとことvol.25- 花形新次携帯写真+ ...2*12-1-21
写真を見てひとことvol.19- 花形新次携帯写真+ ...2*12-1-5
今日の歌- 生田 稔短歌1*11-12-26
MISSION- ただのみ ...自由詩32*11-12-25
空転突飛腹八分目- ただのみ ...自由詩12*11-12-21
ボクのマスターベーション(3)- 花形新次散文(批評 ...17*11-12-17
写真を見てひとことvol.14- 花形新次携帯写真+ ...2*11-12-16
悲しい特権- ただのみ ...自由詩4*11-12-13
ボクのマスターベーション(2)_オルフェーヴルについて- 花形新次散文(批評 ...2*11-10-20
ボクのマスターベーション(1)- 花形新次散文(批評 ...10*11-10-19
えーっとマン- 花形新次自由詩7*11-10-13
不眠症とそれに伴う末期的症状について- 涙(ルイ ...自由詩511-10-11
庭にはいつも- 小池房枝自由詩811-10-6
_を- salco散文(批評 ...4*11-10-1
秋風に- 生田 稔短歌7*11-9-12
_を- salco散文(批評 ...5*11-9-11
君は死んだ- 宇宙姫自由詩411-8-28
梅雨の晴れ間は- うめバア自由詩411-6-28
望まれて生まれなかったのなら- 朧月自由詩411-6-27
坂道- はるな自由詩511-6-27
どくだみ畑でつかまえて- 阿ト理恵携帯写真+ ...8*11-6-7

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