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「春の土」
よりそひて小川とあぜ道蛇行せる二月の畠に耕人ひとり
音なくて雨降りゐたり 静かにも春を見上げて庭辺の千草
うんうんと地よりわきたつ緑児を雨とお日さま交互にあやす
一坪 ....
なにがしの謂れあるやもしれぬかも妻は赤き実しきり摘みおり
咳出でて老いしわぶきとは思えども今日は頻りに歌を読みおり
赤き実をほかの木の葉など取り合わせ妻は生け花一つを盛れり
秋風に
どうしてか白き花咲く蕎麦の花食料になる花は素朴だ
萩の花庭に散りいてゆうこくの秋風が吹き妻と帰宅す
ローマ書を書き写しつつ楽しみて次は更級日記写さむ
未来には何が待つか ....
内臓の
ころがる音に
群がって
肉が み し
み し
ゆがみはじめる
ばかだから
わからない か ら
言って
....
始まりのながしそうめんひとすじの流れを開いた歌を覚えてる
水面へとそして空へと浮かび出たばかりのように濡れた満月
ぽっかりと伐りひらかれた森の中ヤブラン静かに工事を待ってる
なつか ....
シャドウ ウィックフェローさんの短歌おすすめリスト
(5)
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日付
詩人サークル「群青」4月の題詠「土」
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木原東子
短歌
7*
15-4-30
今日の歌
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生田 稔
短歌
1*
11-12-26
秋風に
-
生田 稔
短歌
7*
11-9-12
ほどける
-
はるな
短歌
2
11-5-25
卵みたいな卯月
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小池房枝
短歌
4*
11-5-17