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納豆を食べる
納豆を残す
納豆を生ゴミへ捨てる
納豆の容器を捨てる
怒られる
納豆の容器を洗う
納豆の容器を捨てる
怒られる
納豆を拾う
こびりついた葱を捨てられる ....
きのうは
鯛や牛肉をたべ
上等の酒をのみ
なめらかな衣服で
わらっていた
わたしが
三秒に一回
情事を思い出すことが
いけなかったとは
思わないけど
その考えが
救済のように思え ....
サロモン氏の邸宅は
六丁目の外れに在って
近ごろ稀な和風建築
サロモン氏はインテリ外人
がえてしてそうであるように
日本人より日本がお好き
それでお宅も純和風
白い土塀の棟瓦、数寄屋の門 ....
フェザーの夜の奥底に
雷鳴が降り落ちてくる
身をよじる小動物の声
愛を交わす偽善に吹く風

誰しも時計の針の非情に
凍える気持ちを抱いているのではないか
理解されたいと願いながら
理解 ....
秋が好きだ。
それも秋と冬との境目のような、晩秋、とよばれるその季節が、好きなのだ。

とりどりに彩られた秋がおわる頃、色彩は透明へと収束してゆく。
だから、冬はあんなにも透きとおっているでは ....
雨の季節が過ぎ
風の中から 川面から きらめく緑の梢から
いっせいに放たれてゆく
夏を奏でる音符たち
それらはゆらめき絡み合い
透明なアンセムになる

その響きに
意識を浸せば
やが ....
箪笥の整理をしていて見つけたTシャツ
ぎゅっと胸に抱くと
懐かしいあなたの香りがしました

それはずっと昔、あなたからもらったもの
少し色褪せた白い布地に大きく描かれたオレンジの花
「この ....
あなたはただただ文章で、実体をもたぬからだを選り抜きの字面ばかりで装丁した、 みみざわりのよい、そうしてくちあたりのよい、あなたはそのような崇高なる文章で


あなたの形は女子だった
陰鬱とす ....
ゆれうごいては
もがいていた死人が
たしかにわたしだった
となりでふるえているだれかが
だれなのかさえしれない
くるしい、
くるしいとうなだれて
はげしくおうとした
なつのあつさがじり ....
とろとろの時間が
大気とうまく混ざり合って
月の周りのぬるい酸素を運んでくれた

動かないで

このままずっととろとろと
月の影となって泳いでいたい
けれど
月はもうわたしの右手 ....
あなた、どうか、軽蔑してくれるかな


できることってみんな違って
そういうことわかったように風をうけています
与えられたことには
過敏な反応をして
なにをもらっているのかわから ....
ココハ 芝芝! 応答願います!!
ジジーッ・・・

ここは歯の間の聖なる矢
夜の嘘を見抱く
絶縁湿地帯美病!! 応答願います!!!
ジジーッ・・・


夕暮れの公園にて、
ひ ....
暗い街灯はくらいままシャッター商店街を抱え埋められた運河を踏みつけながらだましだましつづいていく沈みかけた灰色のこの街みたいに自分をだまし言い訳ばかりする口の動きと言葉の響きがずれる人々が低気圧と湿気 .... {引用=きょうの料理 8月号}
冷蔵庫からきゅうり1本を取り出し水洗いする
小鉢にマヨネーズ適量をぶりぶりと絞り
もろみ味噌小さじ1を入れる
無ければ{ルビ甜麺醤=テンメンジャン}同量に
{ ....
{引用=夏のおもいでっていうもんが
裸足で踏みしめる畳の網の目につまっていくもんなんやと思って
お風呂上がりにちゃんと足の裏を拭いたり
できるだけ汗をかかんように制汗剤振ったりしよるわけじゃない ....
先週
友人の通夜のあと
これ幸いと
「フクシマ」
であれでしょう?部長
とかいって
一週間会社から
はやめの
「節電」夏休みをとって
で南米を
ヒッチハイクでう ....
あの時
すれちがった知恵の輪
さすらいの風にふと
さよならって言おうとおもったけれどどうやらはじまりらしいね
ふとわらったよ
いつものように家の近くを散歩して
いつものようにため息をついて ....
1、ソイ

あやとりしよう
もりのなか
りぼんをまいて
ゆびをしばるの
おれんじのふうせん
とどかないそら
わるいうたをうたって
みずがかけてく


2、ルニ

くちのなか ....
冷めたコーヒーの色は暗く
この冬はあまりに邪気のない唇だった
木製の扉もすっかり
擦り減って きみの
背丈よりも長かった その
腕はいまも息づいている 

「それはおれたちが
 気 ....
ダイヤモンドより確かな一瞬に
石版みたいな青い空をみつける
だれの名前も刻まれることはないし
法律だって記されていない
ましてや
墓碑銘なんて思いもよらないのだ
だれかが今も死にいくなんて ....
 鍋に水を張って、冷蔵庫で体育座りしたまま眠っていた彼女を沈めて、煙草に火をつけた。彼女の、絶対に笑うことのない冷徹な唇が好きだった。肌はミルクとピンクソーダがマーブルに渦巻いていて、まるで雨の日の窓 .... 青らむ、夏の
わたしの首すじ に
風がひそかな挨拶をおくる


揺れやまぬ草の穂先のいじらしさ
痺れた指でもてあそびながら
あなたのことをかんがえる


青らむ、人の
まなじりの ....
{引用=
(マンホールの蓋、ペットボトルの蓋
(潰れ果てた牛乳パック


あろーん
あろーん


と目覚ましがなる
(おにいさん、おにいさん、どうせ起きたってあろーん
夜の陰謀 ....
リリィさん、今日もぼくたちの波止場で一羽の記号が息をひきとったね。
幾何学の身振りで生きながらえてきたきみのからだに 年老いた砂がまとわりつき
道行き、それは疾うにぼくたちの岸辺では役目を果た ....
離脱して/ありつく
手のひらにおさまるくらいの
ベランダの時間
近隣の明滅
面倒くさい杞憂
目を合わせ無条件に挨拶
すれば良いのに
足下ばかりを
気にして怯えたように
盗み見る
だ ....
あの人と、付き合いだしてから、
運が、上がったか、
下がったかといえば、
元々がひどかったため、
けっして下がったわけではないのだけれど、
やっぱり、上がったわけでもない。

今日も ....
さかしま に
決壊した真昼の 
いっさいの裂け目に 
わたしたちの、崩落した
白い希み
が、滴り 
直立した灰、の
凪いで 碧さ
のきみは 等しく 
舗道に轢かれて
いる

* ....
咲いてた 道のすみっこで

少しだけ みれた

ひまわり 笑っていた





わたしを わらっていた





夏がきてるよ 何してんのって

ひまわ ....
ホッチキスでそこかしこ、ぜんぶ
とめてしまって
空気穴だけ用意して
わたしの世界はありました

かまきりのたまごをみつけたんです
虫が嫌いなので水に沈めて
そうしてたまごは全滅してし ....
教会にいく日曜日まで
まだ何日間かあった朝に
ぼくはゆびさきにひとつ
ひとつ、あなたに纏わる
ことばをつけて
黒目の上にのせていた
瞼の裏側に一文字だけ
引っついて、痛がゆく
なっ ....
凪名木なぎなさんの自由詩おすすめリスト(68)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
分別劇- 佐々木妖 ...自由詩5*11-7-19
安泰- はるな自由詩311-7-19
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夏のアンセム- 塔野夏子自由詩5*11-7-15
追憶の唄- 洞野いち ...自由詩6*11-7-15
傑作を手にする- itsuki自由詩3*11-7-15
十九歳の夏- 長押 新自由詩3*11-7-15
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ダンピング- ミゼット自由詩6*11-7-8
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