{画像=120120002940.jpg}



心の触手を伸ばして


感性を解き放ち

触手を伸ばし給え

心を拡げよう

静かに静かに拡げよう

両手を拡げて感じよ ....
隠し切れない 性欲が
いつしか股間に 表れた
あなたに知られる その前に
画面を消して いいですか
ストリーミング エロ動画
お気に入りは 麻美ゆま
膨れ上がり 爆発寸前 ビア樽の向こうで ....
もし君が
その空っぽの胃袋と心を
同時に満たしたいのであれば
駅前の亀や食堂で
B定食を頼もう

アジフライとエビフライ
それにイカフライののった
いわゆるミックスフライ定食で
白菜 ....
クリスマス・イヴでおもいだすのは
てんちゃん

むかしの彼女
会ったことないけど
クリスマス・イヴに
死んだってゆうから
自殺で

去年
好きだったバンドのボーカルが
死ん ....
詩を書いていると、つまらないような感覚に襲われることはよくある。ひとりでぼんやりと絵を描いていても、眠気を感じることが良くあるように、すべては、きっとくだらない行為なのかもしれない。我々が行おうと .... 旅ってなんだろう

帰るところあっての旅なんだろうけど

住んだこと無いはずなのに
慣れ親しんだ気がしてならない場所へと帰ってゆく

そんな旅路もあるような気がする




 ....
  きみは一篇の詩
  ただひとつ
  この星にうまれた
  かけがえのない一篇の詩



  時間は目眩めくリズム
  若さに弾み
  老いて穏やかな
  飽きることのな ....
パイパンの女がやってきた。
早稲田に落ちて、
第四志望の大学に通っている。
まわりが馬鹿に見えてしょうがないらしい。
顔は、
ひとつひとつのパーツが大作りなので、
離れてみると不細工だけれ ....
あなたは来るの
トレンチコートで
前がはだけると
中は全裸
(と思ったら・・・)
あなたは着けてる
ペニスケース
ジャングルでもないのに
ずっと
今年の春忘れない
桜の花咲き乱れて ....
少女達は駅の回りでたむろしていた
少女達は皆乾いていた 
全てのものが無機質な情景の中で
既に前からそこに居たように乾いていた

見えない虫の魂がボウと浮かび上がり
それはまるでカゲロウの ....
ハルジョオンの咲く原の
明るい緑の草陰で
誰かが声をあげ
泣いている
白い帽子の
白いブラウスの
よく光ったまひるのできごと
台所に立つ祖母に声をかけた
今日の夕食の相談に
太陽が少し傾いて窓からこちらをのぞいている
ぼそぼそと話すと
野菜室からは季節外れのナスが三袋
びっくりして首を傾けると太陽と目が合った

 ....
空港の中を外国の個性的な人とすれ違いながら歩く。すれ違う顔をまじまじと見つめながら無人電車に乗るべきホームを探して歩くけれど、普段は見かけない外国の人というのは化粧が濃く掘りが深いので、個性的な顔 .... 砂浜に受付のデスクが
ぽつんとひとつ

前方には潮の引いた藻場が
どこまでも広がっている

デスクの上の
海の図鑑を開くと
いろんな星の海が泳いでいた

地球の海は昼寝をしてい ....
 
食べものが
食べものでなくなるとき
食べる
行為をあきらめた
音がする

音色と音色が音もなく
鳴るとき

卵が割れたり
割るしかない朝が
人の意識に
訪れる
 
欲望の鉛を引き摺りながら
知の砂漠を横断する革命家に
思想の雨が降る

右手には弁証法
左手には力への意志

瞳に映る世界は空虚で
輪郭のぼやけた風景は
ただ後ろに流れていく

 ....
大地と空が
触れ合い
お互いを確かめ合って
一つに溶けている

横たわる夜は
静かな寝息が
そっと 部屋から漏れていって
夜景の街を満たす

夢 追うように
ベランダから
夜を ....
八月十五日になると
毎年訪れる浜辺があって
太平洋に面したそこへ
母を連れていくのが
夏の慣例だった


『砂上の手紙』



空襲で
顔面に火傷を負った母は
ひどい弱視で
 ....
淡い空に
洗いたての
真っ白な
服を干したら
羨ましくなりました

わけもなく
ただ

地球の純粋が
誰が教えたわけでもなく
指で三つ、をつくる
しいちゃんは
たくさんを
それはささやかなたくさんを
欲しがろうとする


絵本読んで、と
わたしの膝上に乗っかって
ほお擦りするように ....
おんなの 肋骨の街で
ふっつり おとこが
おわる 言葉だけで
せかいを こわした
つぐないに 雪がふる
全体、悲しみというやつは
”いりいり”と脳へ打ち寄せるようだ。

午前も二時となったのなら
わたしは震えるより仕方ない。
この頃は心境の変化からか、つげ義春ばかり読んでいる
萩原朔太郎に耽るのは止めた、鬱が止め処なく成るに足るから
(痰が絡んで仕方が無い)
止め処なく、

酒に浸って惰眠など貪れば、虞美人草に深 ....
よく泣く友達がいた

映画を観ては泣き、本を読んでは泣き、泣いた話をしては泣いた
夕陽を見ては泣き、空を仰いでは泣き、泣いて泣いてまた泣いた

なぜそんなにも泣くのかと訊いたら、こう答えた
 ....
浩一さんのおすすめリスト(146)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
心の触手を伸ばして- beebee自由詩22*12-1-20
アエギ声- 花形新次自由詩5*12-1-8
B定食でいこう- 花形新次自由詩7*12-1-1
イブ- はるな自由詩711-12-24
詩を書くことの壁- 番田 散文(批評 ...4+11-12-22
旅路のひと- 恋月 ぴ ...自由詩2511-10-10
世界はきみの歌- 草野春心自由詩4*11-6-20
パイパンの女- はだいろ自由詩211-4-28
恋する変態- 花形新次自由詩4*11-4-9
乾いた少女達- 山人自由詩10*10-11-4
山野- 塩崎みあ ...自由詩3*10-10-2
日常のその後で- かんな自由詩6*10-3-21
空港へと2- 番田 散文(批評 ...110-3-8
受付- 壮佑自由詩16*09-2-24
意識の音- 小川 葉自由詩608-8-21
- 宇宙自由詩2*07-10-27
横たわる夜- アハウ自由詩807-10-26
砂上の手紙- 蒸発王自由詩9*07-8-14
洗濯物- 小原あき自由詩12*07-6-21
黄色い星- フユキヱ ...自由詩18*07-2-25
そろもん(レントゲンの話)- みつべえ自由詩207-2-8
ill- ミゼット未詩・独白1*05-12-8
- 自由詩804-4-30
ぜつぼう- 麻草郁自由詩304-2-25

Home 戻る 最新へ
1 2 3 4 5