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黙々と拙く空を飛ぶ練習をする僕を
不安そうに 君が見てる
羽根を持たない この体と
翼を授かった君と
交われる世界があるならば そこだけを目指して
僕は飛び続けるだろう
心地よく 想いを遮る夜毎の ....
封印の切れ間から解き放たれた
過去の残照
触れることの出来ない 誰かの眼差しが
導線を伝って呼び覚ます 同じ痛み
掛け違いのボタンが全部 床に散らばって
ようやく向き合えた私たちは
....
そこから先へ行っては行けない… という
暗示のように 朝の光が矢を放つ
冷たい水を両手にすくって流し込む
目醒めたばかりのあなたのくちびるに
夢の残像が立ち昇り
私は思わず虹を渡って 昨 ....
怯えた目をして 君は
フロントガラスを見つめてる
けっして僕とは目を合わせないように
それとも 心の導線を伝う火の かすかな匂いに
一時間先のことを思いながら
君は窓を開けて 風を入 ....
その電話を切ったあとに 訪れた闇
星のようなさっきの会話の断片が
残響の空をちぎって ひとつずつ
私の背中に落ちてくる
大切な言葉だけを言わなかったふたり
一番弱い その場所がいつか
....
凍りつくような前ぶれが怖かった
水面で波がざわめきはじめる瞬間を
息を呑んで あなたと見守る朝
嘘から生まれた偶然が 夢より綺麗な夢ならば
私は 迷わず言葉を超えて行く
最後 ....
真昼の草原 翼をたたんだ君と
ありふれた恋人同士のように 会話をする
光と戯れ 砂丘から届く風を浴びて
深呼吸する君の 胸の膨らみを見ないように
僕は普通を装う
ふたりは普通を装う
....
隣室から響くオルガンの音で目が醒めた
そこには何もない
ただ 君と過ごした時間の跡形だけを そのままにしてるだけなのに
やっぱりオルガンが鳴っている
ノックをしたら 音楽は止むだろう
....
受け継がれる遺伝子
五十年前の彼女に 少しずつ似て来る
私の顔立ち そして仕草
出掛けに纏う香水の好みまで 少しずつ少しずつ…
あんなにも憎みあい いがみあっていた私たちなのに
時が ....
ただいま… と言って静かに散って行った
今年の君
まるでいつも通り
決まった道をゆっくりと往復する少女のように
見上げる僕の左頬に はらり
降り注ぐひとひらの遺言のように
それはか弱く ....
時間を失くした鳥たちは
夜明けの湖に集い 互いの夢を宥めあう
凍りついたみたいに鼓動を止めて
過去から届く笑い声に 耳を澄ます
そして声にならない 声を上げ
湖面の靄から一羽 また一羽と ....
yamadahifumiさんの南 さやかさんおすすめリスト
(11)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
The_dream_of_a_fairy
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南 さや ...
携帯写真+ ...
6*
12-6-18
Corundum
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南 さや ...
自由詩
3
12-6-8
Agua_De_Beber_*朝の恋人たち*
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南 さや ...
自由詩
3*
12-5-25
Gentle_Rain
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南 さや ...
自由詩
2*
12-5-21
Isola_*島*
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南 さや ...
自由詩
2*
12-5-19
Quiet_moment
-
南 さや ...
自由詩
4
12-5-18
フラッシュバック
-
南 さや ...
自由詩
4*
12-5-17
風とオルガン
-
南 さや ...
自由詩
4*
12-5-14
The_bridge_of_a_flower_*for_my ...
-
南 さや ...
自由詩
3*
12-5-13
夢のあと
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南 さや ...
自由詩
2
12-5-12
Swan
-
南 さや ...
自由詩
2
12-5-12
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