すべてのおすすめ
信州の古城の櫓跡から
千曲川を眺める

川面の風景の上には
大きな空が広がり
風が吹きわたる
風に膨らまされた空は
何も言わず、僕の頭上にある

古戦場の舞台となった古城
望める山　.... 刈り入れ後の田圃
夕暮れ時に老婆一人
誰かを呼んでいる。
腰は幾分曲り膝に手を当てて
前を向き誰かを呼んでいる
視線の先には白い犬が一匹
老婆に向かって息せき切って走っている
懸命に走っ　.... 寒気のする空気を切り裂く
垂直のシルクスクリーンの像

空間と平面の狭間に
ポツンと取り残された縁

アブダビの呪文に囚われた
寒冷砂漠の隊商を
砂の丘から望む

深い藍色の地溝に　.... 朝の微睡みの中
腹に行儀良く座っている黒猫
薄く開けた眼の先には
彼女の瞳がある
夢と現うつつを行き来するうち
そのまま抜け出した僕の意識は
彼女の瞳の中に落下する 十二月の夕暮れは突然やってきて
時間の無い坂道を上って行く
左手に灰色のニコライ堂が聳え
覆い被さりながら

聖橋の先には聖堂の黒い森
神田川もＪＲも跨ぐ聖橋
暗いトーンの夕暮れから
　.... 蜘蛛の糸で宙吊りにされた意識が
朦朧として微風に揺れる
埃だらけの部屋の片隅に
宙吊りにされた自意識
窓枠は皹割れ
硝子に結露は無いが曇つてゐる
窓から差し込む悲劇は
眼球からの映像とし　....

yamadahifumiさんの……とある蛙さんおすすめリスト（6）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
千曲川−夏ー	- ……とあ ...	自由詩	16*	13-8-19
おふくろの風景	- ……とあ ...	自由詩	17*	12-7-12
通夜３	- ……とあ ...	自由詩	7	12-5-19
微睡（まどろ）み	- ……とあ ...	自由詩	12*	12-3-16
午後五時の御茶ノ水駅から	- ……とあ ...	自由詩	12*	12-3-1
思ひつく儘＿自意識	- ……とあ ...	自由詩	10*	12-2-11

---

すべてのおすすめを表示する

推薦者と被推薦者を反転する