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かなしさは夜のなかにある。
体育の時間、ぼくはだれともペアをつくれ
ずに、みんなが踊るフォークダンスを眺めて
いた。それは濁った河を渡る水牛を眺めるの
....
煙草屋のわきに
ポストがたっている
阿呆みたいに
屋根をつたって
落ちてくる雨だれをうけ
それは錆びてしまっていて
もう誰も近づいたりしない ....
空の蒼い日
乾いた独房に
ひとふさの春が投げこまれる
赤錆びた格子窓の向うから
透明な一枚の手によって
そこには誰も居ないので
やがて、壁の ....
胸に抱いた
ちいさな逸脱を
きみは、
そっと足もとにこぼして
かなしげな
落ち葉のように重ね
どこか、
もっとかなしげなところへ
....
yamadahifumiさんの草野春心さんおすすめリスト
(4)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
かなしさは夜のなかに
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草野春心
自由詩
20*
13-9-13
ポスト
-
草野春心
自由詩
7*
13-2-13
独房の春
-
草野春心
自由詩
9*
12-3-17
逸脱
-
草野春心
自由詩
5*
11-9-5
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