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鳶という鳥の
名前を覚えたのもこの街だった
アキタケンホンジョーシゴモンチョウ
蜜柑色の陽射しにひたされた夢の形
パーマ液の匂いがするこの街
ここ ....
舌からしたたる
きみの言葉は
詩なんかじゃなく
まして
思弁なんかでもなく
おいしいね、とか
しあわせよ、とか
がんばろう、とか
....
やわらかい
風の日、
きみの揚げた凧が
太陽と重なった
きみの
生まれた日、
ぼくのもつあらゆる影は
一瞬で消えたのだ
....
悲しいニュースも
嬉しいニュースも
いまは
チャイムを押さないでくれ
スパゲティを茹でているんだ
わたしのかぎかっこであなたをとじてあげる。
ってきみ
そこっていったい、なんへいべいくらいあるんだい。
ってぼく
かたりあうのか
はなしあ ....