花に言葉をあてはめて
託すその指を
可憐というのでしょうか

遠くをみつめる少女の
瞳がなにを映してるかを
案じた老女はひそかに
流した 海へ涙を

魚になって
泡になって
泣い ....
好きな歌をうたうように
自分の願いを言葉にできたらいい

今日はずいぶん湿った空

暗い雲のむこう側は見えないけれど
きっと今夜もいくつかの流星が
音もなく燃え走る

今日はずいぶん ....
優しくなんかはないけれど
こんな雪の朝は寒かろう
あなたの心も寒かろう
そう想うからこの心も
なんだかきゅうっとなるのです

優しくなんかはないけれど
私の指の動きでも
あなたの支えに ....
透明な絵本を
じっと見ている子供がいて
クレヨンを持って
かがやいた笑顔をみせる
 (これは何色なの?
としきりに尋ねてくるので
答えに困って
好きな色で塗ってごらんと
うなず ....
雨は世界が流す涙なのだと
誰かが言った

あらゆる痛みが雫となって
ひとしく僕らの真上から
降りてくるのだと言っていた

それが本当か嘘なのかなんて
どうだっていい

季節が冬のせ ....
学生のあの頃
異様な夜のさびしさに駆られて
親しい友人の家に遊びに行った
そんなことは珍しくなくて
ふたり
ベランダで煙草を吸い
きみはギターを弾いて
わたしはその歌を口ず ....
望月ミサキさんのおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花言葉- 朧月自由詩311-4-1
「流星」- ベンジャ ...自由詩411-3-31
優しさのアンテナ- 朧月自由詩211-3-26
透明な絵本- かんな自由詩33*11-3-16
「ペイン・レイン」- ベンジャ ...自由詩5*11-1-30
紅茶が冷めるまで- かんな自由詩8+*10-6-10

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