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天国から地獄
たった一日のうちに
よくもまぁ これほど浮き沈みできるものね
楽しかった時間も
幸せな気分も
たった一つの悲しいことに
覆い隠されてしまった
もったいないと思う
....
走って 走って 走って行く
走った 走った その先に
何も見つからなくて
途方に暮れた女の子
走って 走って 走って来た
走った 走った その道に
何かを落してきたの?
そっと振り返 ....
るりるりるりら るりるいら
はりはりはりら はりはいら
瑠璃色のグラスに 祖母が水を注いだ
古い民家のちゃぶ台で 縁側から射す光が
グラス越しに ゆるりゆらめいて
幼いわたしを 魅了した ....
強くなりたいと歌うのも疲れたよ
強いと称えられる人も 結局弱くて
強いと思い込んでいる人は 弱さを知らないだけ
大人になれば 少しは変わると
たしかに 信じた時もあった
いつからか 気づ ....
冴え々え光る三日月と
冬の冷たい夜気の風
今一度(ひとたび)正常な神経を戻せるようにと
ただただわたしに降ってくる
(赤子が欲しけりゃ薬など
飲まん方がいいんだけども)
あれほど ....
横向き 横向き
オチオチ歩く
横向き 横向き
カサコソ歩く
オチオチオチオチ 一匹で歩く
カサコソカサコソ 大勢で歩く
川を泳いで
道を渡って
道を渡って 車に轢かれる ....
タバコを一本吸う夢を見た
しけた不味いタバコだった
そういやわたしはあれを一度も吸ったことがない
「一本目は不味いもんだ」
「二本目で上手いと思ったら中毒だ もうお終いだ」
と予備校の歴 ....
「もも色の風だよ もも色の風だよ」
と誰かが言った
そんなはずはない
冬の真っ只中なのだ
「もも色の風だよ もも色の風だよ」
とまた誰かが言う
窓を開け のぞいてみると
確かにもも ....
肌の具合がよろしくない
節約の名のもとけちられた 安い化粧水のためか
二十代も後半の衰えのためか
鏡をのぞくと気が焦る
わたしは後 どれだけのことができるだろうと
前だけ見て 今を満喫し ....
誰一人孤独を抱えていない者などないのだ
夏の日差しの下
笑い合う恋人にも
戦い抜き
栄光を手にした戦士にも
異なる形の 異なる色の 異なる大きさの
孤独が
平等に手渡される
....
梅昆布茶さんの凪 ちひろさんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
天国と地獄
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凪 ちひ ...
自由詩
7*
13-2-7
ヒュプノスの眠り
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凪 ちひ ...
自由詩
6*
13-1-31
るりるりるりら_るりるいら
-
凪 ちひ ...
自由詩
8*
13-1-31
強くなりたいと歌うのも疲れたよ
-
凪 ちひ ...
自由詩
8*
13-1-29
月の子
-
凪 ちひ ...
自由詩
10*
12-12-19
蟹
-
凪 ちひ ...
自由詩
6
12-12-7
タバコを一本
-
凪 ちひ ...
自由詩
7*
12-12-5
もも色の風
-
凪 ちひ ...
自由詩
10*
12-11-29
今と未来
-
凪 ちひ ...
自由詩
3
12-1-10
孤独
-
凪 ちひ ...
自由詩
2
11-10-15
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