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テレビの中のマジシャンが
逆さに置いたシルクハットから
花吹雪が舞い上がった
一日に一つ位
そんな手品があってもいい
さぁ、この詩の中の
机に置いたシルクハットを
....
開いた頁に散りばめられた
無数の文字の裏側に
薄っすら浮かぶ誰かの顔が
あなたに何か云おうと、口を開く
机の上に置かれた本は
いつでもじっと待っている
本を開いたあなた ....
深夜の海で独り船に乗っていた
やがて風は強まり、波はざわめき
震える両手をあわせ、必死に祈った
遠い暗闇からひかりの人が
こちらへ、歩いてくる
ずっと昔から私をみつめる目が
....
国宝館に展示された
古の絵巻に描かれた
松林の青空を
千鳥の群が
羽ばたいていった
国宝館の外に出て、仰いだ
古の都の青い空にも
千鳥の群の
後ろ姿は消えていった
....
お正月に風呂屋へ行き
入口でもらったサービスの甘酒を手に
目に入った「足湯」に
ズボンをまくって、足を浸す
紙コップから{ルビ一滴=いってき}の甘酒がこぼれ
お湯が一瞬、白く濁 ....
梅昆布茶さんの服部 剛さんおすすめリスト
(185)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
手品詩_
-
服部 剛
自由詩
3
12-2-18
机上の本_
-
服部 剛
自由詩
3*
12-1-27
ひかりの人_
-
服部 剛
自由詩
6*
12-1-20
千鳥の群_
-
服部 剛
自由詩
3*
12-1-16
甘酒の味_
-
服部 剛
自由詩
8*
12-1-6
1
2
3
4
5
6
7
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