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ひとが
きもちわるい
この世が最初から
きもちわるさの総体だったみたい
だ
曇り空
僕が僕であることに理由はない
ただ
誰かが暇つぶしに書いた
歴史があるだけだ
詩とはなんだったか ....
アンティークな拳銃に
新しい空砲が装填される
たとえば愛、みたいに
言葉に置き去りにされた音で
会話された昨日
すでにいくつかの言葉が
歩き出してしまったようだ
今日
位置について
....
駅前のビル群の
語源はきっと「かむような」
できるなら
かむように生きてみたいけれど
どうやったって、比喩にはさわれない
多義的な私達を
説明するため
僕達はまだ
ページを増やし続 ....
夜の舌がそっとおりて
首筋をなでていく
鼓動の場所が何か
つぶやいて
少しふるえる
雪虫がはばたきながら
手の上で消えていく
心も声も感性も
少しずつ洗われていく、
温度 ....
こはく色のあめだま。
こはく色のあめだま。
食欲より希薄で
性欲より恥ずかしい
球体のハチミツ漬け
口の中で転がせば
転がしただけの、
糖分が仕事をする
/女の子のいちばん ....