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暮らしとは
あさ 水を手にとる温度
きしむバスを降り
しんじつみのない歩幅に合わせる
三拍子
あまりにもたくさん
尽きてまた始まる靴音のなかに
ようや ....
平らかな純粋がちいさく傷ついて
音をたてたのだ
まよなかはふたりに気づくと
眼をさまし
海の風をとめた
息をひそめ
青ざめた街のかどを見つめていた
....
生きるということはこういうことです
そう言ってせんせいは
聴診器をはずした
わたしを見つめているのか
ずっと遠くを眺めているのか
わからなかった
眉間に深 ....