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怪獣がすきだった

一生懸命に敗北へと向かう
その信念がすきだった

破壊される街も
逃げ惑う住民も
どうせフィクションだから
心配には及ばない

それなのに
怪獣の優勢が劣 ....
そっと
指にからめ取る粘液のなかに
胎動のような、ためらいが
ある

たやすくは
秘密裏に動けない総てのものを
固く透きとおらせてしまう
権力が、そこに
ある

良策かも ....
遙洋さんの千波 一也さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
怪獣がすきだった- 千波 一 ...自由詩1315-9-20
琥珀帝- 千波 一 ...自由詩614-3-1

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