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都に一人、男が落ちる。衣擦れもないほど肉落ち、
ほつれかけたボタンを抑えて襟を正す。連れだった
猫はきれぎれのアスファルトの隙間に埋まったカス
を舐める。
長雨のくせに息を割る乾燥した外は ....
遙洋さんの宇野康平さんおすすめリスト
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「老夜」
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宇野康平
自由詩
3
13-11-6
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