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 「
 ta へ んかんのぅとき ;
 」のーまるしんぼりっく

 これまさにたいとるのぅとき、7(セブン)慰霊文
 「
 ta へ んかんのぅとき ;
 」
 微笑まアシ委 ― アア ....
命の限り生きる
時、ああ
青く冴えて
終わりつづけるの
大空の縁で。にこり
笑みを零す
引力である

今日は(拝礼)。
それはそうと、障子は
白く透けて参りまし ....
実体のないおとこからプロポーズされたあなた
その日夜の帳を待ちきれずに、一台の車が朽ちた垣根の脇を走り過ぎた

荒れ果てた民家の中庭には真新しい領収書とセピア色の写真が埋められて
僕は ....
ある日、名指揮者は倒れ 
コンサートは(指揮者無し)で行われた 

ヴァイオリンもフルートもホルンも 
それぞれの奏者は皆 
無人の台の上にいる 
まぼろしの指揮者のうごきを見て 
それ ....
むなしい時の逃げ道は
毛むくじゃらの中に
顔をうずめて 呼吸する

命の音が温かい
胸の上でねる命

温かいの中に
終点のない逃げ道に
体をしずめて 呼吸する
花のむこうに
音は横たわる
夜の一室
屋根の下の迷路


鉄の隙間から見える空
夜は枝
別れは多く
慈悲は少なく


時間がまだ
舌の上にあるうちに
きまぐれな ....
チャック チャック 
お口に チャック

チャッカマンが
あんまん くわえて やって来る
あんまり おみあし おそいので

すたこらサッサ
にげた トモダチ つかまえた
もう はなさ ....
私はもうすっかり
おかしな人になって
それからずいぶんになる
何しろいろいろあったり
あるいはなかったりしたのだから
無理もない
夜中に煙草が切れた
もういまやこれだけで
おかしな人と ....
ジンジャーエールに浮かぶ水色のゼリーをスプーンでつぶしてる。ちいさくてもろい人工氷山。口に運ぶ気はないけど、とてもきれい。ぼんやりながめてた。気がつけばそんなことばかりしてる。いつも。
 ....
 俺あ恥ずかしんだああっ
 てめえみてえなヘッポコ詩人がああっ
 俺とおんなじ
 ファミリーネームでよおおっ
 うんにゃああっ
 おフランス語だかなんだか知らんがああっ
 余分なアルファベ ....
人為が古めかしいカセットテープに詰められた残骸のよう
積みあがる街、都市、機能した太陽を隠した工程に泥を跳ね
緑色の海も探せず、ただ無人に焼きついた午後を嘲笑している。
もういい。 ....
http://www.youtube.com/watch?v=YABLsFK8gjY


 エルニーニョは神の子だから、その呼応が悪魔であっては事であるからラニーニャと呼ばれた、少女は誰でもない ....
わたしは
ヘラブナである

めのまえにおちてきた
はりがついたえさをくわえ
つりあげられては
リリースされる

ヘラブナとは
そのような
いきものである

そんなこ ....
人の気配のある
白い給水塔
鉄塔の向こうの
黄昏に刺さった
古い縫い針を
抜いてくれたひと
現国が終わって社会になった。
住所不定のまま電子ジャーを持ち歩いた。

靴ベラを探している。
紙袋の底、ジャンバーの内ポケット、黒ずんだビニール袋の中、
缶のはいった布袋。
靴ベラの代わり ....
今迄きらいと思った人と 
互いの気持をぶつけた後で 
くるり、と心が回転して 

鳥の場所から眺めれば 
思いもよらぬ親しみが 
じゅわっと胸に湧いてくる 

その時ようやく私は
私 ....
幽かな雲がどろっとしていて なぜか黄色味がかっていて
馬鹿な耳にヘッドフォンをかぶせて温めて

たくさんの音が たまりたまり流れ
はしりはしり よくわからないまま 冷める

あかい肉とその ....
ただいま、おかえりと、味噌汁のあとで、まるで囲んだ所へ運びなさいと命令されているみたいにお盆で運んでいく

暗いじゃない、椅子にあがりに丸めの膝をキュッとそろえて
じっと何かを待っているよう
 ....
いかりや 1番:それではお一人お一人のご意見を伺いましょうか
        先ず、私から行ってみよう!
        八時だよ、ナッギルティ!(全員で)
いかりや 2番:ギルティ
いかりや ....
 
 
無人のソファーで
出されたクイズが
回答のないまま
水分を保っている
国道の方から
豆腐の崩れる音がする
扉を開ける
流線形の海へと続いている
お父さん、お母さん
あたり ....
 
 
空豆の裏に願い事を書いた
きれいな毛並みを
もう少し撫でていたかったけれど
狭くなってきたので
帰るしかなかった
途中、遠回りして
クラゲ工場を見学した
 
 
 
 
澄んだ犬の鼻先で
春一番の風車が回る
僕らは海鳥のために
塩水を敷き詰めていく
たとえそれが
はき違えた優しさであっても
番組の中継が
ランドセル畑に切り替わる
収穫の最盛 ....
いやな知らせを
渋るみたいに
雨は降りつづけ

おれたちのいらだちは
こころのひだに
致命的なまでに
濡れて張りついていた

オールディーズがいつも
バースデイみたいに流れ ....
歩くのはいつも なまの義足
寄木細工のじん帯をか細い骨で震わせながら
足裏に
肌合いのわるい
なじめなさを押しつけても
二つのものが 交互に役割を担うから
どこか
と呼ばれるcell(セ ....
 真夜中の底に座ったまま、やわらかい悲鳴
が澱になって、沈んでくるのを見ていた。張
られて赤く染まった頬を覆っていた長い髪が、
絡まり合いながら水面に浮かぼうとしている。
「あなたが思うより傷 ....
雨降りのこと

 君はきっと、雨降りだと気分良く過ごせる人だ。昼近くなって目を覚ました君は、雨どいから垂れ落ちる雨の音に安堵する。一日をやり過ごすことには常に理由が求められている、君は眠る前に何度 ....
あらきょうも学校へいかなかったの

僕を見上げて母が言う

僕はもう、あきらめられた人間だけど

飲みかけの牛乳と自分で焼いたパンだけをいただく

ありがとうお父さん

僕の電気代 ....
アボカドが空を飛んでいるのを見たことがある

ひゅーほーって鳴いて飛んでいる


アボカドの鳴き真似をしてみるがなかなかむずかしい

ひゅーほー 言葉にすれば簡単だが

厳密にはひゅ ....
父さんの
大きな椅子に 身をまかせ
交わる線路
眺めてる

小さな列車
僕は乗れない
だけど僕は
トンネルじゃない

小さな列車
本棚のぼる
壁のお面の
瞳がつづく

窓 ....
  くろい猿が
  しろい脱臼をする
  夜
  きみの寝室で
  アメーバが鳴いている
ズーさんの自由詩おすすめリスト(110)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ガザイ葉_文中のはじめ、潰れるイミモムシの官職。我が死肉。- 狩心自由詩112-7-9
限界- こしごえ自由詩3*12-7-2
井戸の中- アラガイ ...自由詩4+*12-6-11
まぼろしの指揮者_- 服部 剛自由詩712-6-10
逃げ道- 小藤自由詩3+12-6-9
水と巡り- 木立 悟自由詩312-5-27
お口に_チャック- 藤鈴呼自由詩2*12-5-26
おかしな人- 岡部淳太 ...自由詩912-5-14
最速ラッキーガール。- ねことら自由詩912-5-13
ランボー- 藪木二郎自由詩2*12-5-11
かつて- キメラ自由詩112-5-8
49_‘til_Infinity- 澤あづさ自由詩5*12-5-8
ヘラブナ- 小川 葉自由詩612-4-15
黄昏- フクスケ自由詩312-4-12
社会- はたらく ...自由詩412-4-12
みどりの切符_- 服部 剛自由詩412-4-11
うん- 十二支蝶自由詩212-4-11
暖かい壁- Hiiragi Yuu自由詩112-4-11
十二人のいかりや長介- 花形新次自由詩112-4-10
age35- たもつ自由詩2+12-3-28
age28- たもつ自由詩512-3-21
age25- たもつ自由詩212-3-18
エディ・コクランと冷たい指先- ホロウ・ ...自由詩4*12-3-16
ひと借り峠- 乾 加津 ...自由詩21*12-3-1
石榴- yuko自由詩612-3-1
Your_sentence- Debby自由詩6*12-1-27
手の鳴るほうへ- 小鳥遊儚自由詩312-1-20
ひゅーほー- 八男(は ...自由詩6+12-1-19
父の書斎- 日野自由詩2*12-1-11
脱臼- 草野春心自由詩5+*12-1-4

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