すべてのおすすめ
白雪に赤い水飴垂らす頃 あの子は少女と呼ばれていたか




目の前を振り子がとおる 催眠を 迂闊に噛んではいけない指が




灰皿の上に広がる砂景色 嬉しかったね、呼吸すること ....
月のない夜に盲いた鈴虫がすすきの原に星を降らせる 幼さをテトラポッドの棘とげに爪先立ちで残してきた夏  

木漏れ日から乱調の秋降り注ぐ エンブレムなんて破り捨てよう  

遠き日に屋根へと投げた乳歯が今落ちてきたよう昼の初雪  

ふく ....
エナメルで拙く染めたら指先が赤くたわわにはじけていった



別離なんてこわくもなんともない昨日耳を小さくちぎって食べた



あなたに告げられた一声で包丁だけがぼうと明るかっ ....
久石ソナさんの短歌おすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
sorekkiri- 佐藤真夏短歌10*11-1-4
鈴虫- ことり ...短歌410-9-29
廻航したい季節- カワシロ短歌610-9-27
耳を食べる。- f.luna短歌910-5-4

Home