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不安なひとよ
柄に
アルミホイルを巻くのを
忘れないで
なまぐさい身は
ひとり青く
ナイフでこそげるには
やらわかいから
(らん反射してた
たしか、
....
紙ねんどでできた魂が
窓ぎわで色あせていました
緑化された街へとつづく
海風にやぶれた辺外の家の
そこだけ乾いた晴れの日のモーヴ
わたしはわたしの火で身を焼いた
「あの日」となづけ ....
1.虹
紐といた
気の遠くなるひだまりの路線で
彼のもつれた襟足に
昼の星は木漏れて消えた
2.スターバックスラテの矛盾
おびただしい反則が
やがてあらしを連 ....
もうありったけの陰を踏んでしまった
気がつけば空はゆるゆるになっていて
気が狂いそうにやさしい
どのまどろみも平等だった
角のはえた恋人がわたしを映して割れていく
心中みたいなラメが散らばり ....