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午前5時
始発間近の空気はいつも冷たくて
そのくせとても透き通っていて
「こんな街でもきれいに見えるね」と
僕たちは手を繋いで歩いている
空もそろそろ明るくなりそうで
誰かが吐いた道端の吐 ....
母親会議がはじまった

二人だけでもいけない
三人でもいけない

女が
四人以上集まっては
いけないと思う

二人がいい場合もある
一人のほうが良い場合もある

私は

家 ....
死ぬときはひとりでいたい
本当にひとりで
見守るものもなく
見捨てるものもなく
星が
星の瞬きが
気づかれないうちに黒く
黒く輝くように

かなしいとか
なみだとか
そんなも ....
たぶん

「疲れた」という言葉を使いはじめてから
ずっと私は疲れてるんだろう
「疲れた」という言葉に取り憑かれて
幾久しく

思い込みの疲れ
思い込みの元気
いったいどっちが本当なの ....
涙をふいた手を見つめて
胸を締める
責める


世間は
冷たいものだ

わたしが哀しくても
「うるさい」と
平気で言う

ものには
言い方というものがあるでしょう?

か ....
あの頃、君に告げられなかったことを今


 ***


ねぇ、君
冷やし中華を誰よりも早く始めたいの、とはりきる君の姿が僕は好きだったんだ



ねぇ、君
扇風機の首フリに合わ ....
さいとういんこさんのお腹は大きい
大きく膨らんでいる
さいとういんこさんの子供が大人になる頃
僕はもう59歳だ
それまで生きているかどうかわからない
生きているつもりもないし
自信もな ....
下り坂は
南を向いていて
西に緩やかなカーブを描く
早朝
陽の当たる坂道を
桜並木のある坂道を
幼い彼は箱を抱えて歩いていた
簡単な恋をしていた
簡単な悩みもあった
け ....
あけましておめでとう
そして僕たちはそのように死んでいく
あけましておめでとう
死んでいくのではなく殺されていくのだおそらくは
お互いに
殺されあいながら
あけましておめでとう
生き ....
ぽきっと おれました

ばきっと われました

どたっと ころびました

さあ いたい いたい

ぽきっとおれた

まちがいのほね

ばきっとわれた

きのうのひざこぞう
 ....
月音さんの未詩・独白おすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
すべての魂は夜、癒される- いとう未詩・独白14+*06-4-25
会議- 蒼木りん未詩・独白305-12-19
僕たちはいつも独りで- いとう未詩・独白3205-11-9
誰か剥いてくれ- 蒼木りん未詩・独白405-10-18
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君に宛てて- Monk未詩・独白187+*05-8-29
さいとういんこさんのお腹が大きい5月22日- いとう未詩・独白1505-5-23
陽採り- クローバ ...未詩・独白10*05-4-10
2005.1.1- いとう未詩・独白3505-1-1
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