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額を星型にくりぬいて
そういう風に生きていこうとしたのだ
垂直に突き立った時間を
半分で折り畳んだのも
注がれた水を飲まずに捨てたのも
それでも、あまり深刻になる必要はない ....
ふたつで1パックの太もも 紙コップのうすいコーヒーの温みで時間を計り からだをしめらせてうそをかくす たくさんのうそがドアーにはりついている そして地面が壊れはじめる 受け止められずに 受け流せずに ....
まず綱が切れる.物事は徐々に浮遊しはじめる.昨日はトースターの裏側からら行がごっそり見つかった.つぎに内部と外部がゆっくりと剥がれおちる.
たとえば、思うのは
そのちょうど中庸にいることは ....
季節が後退して冬がくる
胸のなかに痩せたこどもをひとりかくして
ステンレスにはまる寒々しい白をみている
いろいろを重ね
温度を保ったとして
巻き戻る波をとめることはできない
....
静かな窓のまえに立って
汚いことばをいくつも吐く
うす甘い空に雲がたなびいて
鏡のようにつるつるの水の上を
あかるい色の羽を ....