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私たちが
自分を創り終えるのは
いつなのだろう
たとえば、
どこかの建物の一室で
最後の息を一つ吸い
そして、吐き
その胸の鼓動が
ついに沈黙する時
あな ....
綴じられた手紙の様に
君の心を読むことができない
それを
どうしても知りたい
僕のことを
どう思っているのか
今、自分が
ごつごつした
隕石に変身して
....
ある少年がいた
何処かに
旅に出たくても
そう簡単には
身動きのならない
身の上で
金もないし
健やかでもないし
勇気もないし
運もない
ない ....
上手く折れない
紙飛行機が
放り込んだ屑籠の
縁から顔を覗かせている
拾い上げて
半開きの窓に向けて
今一度、飛ばしてみるが
盲の鳥のように
あさっての方向へ ....