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愛しさが
つのるばかりに
気がふれて
萎えたる心
悔いる気もなし
きちがいを
演じて笑うきみが好き
半ば無理矢理
唇奪う
とくとくと心臓が鳴るポロシャツの色ごときみを思いだしている
頬杖をつくのをやめてどうせならぜんぶ教えてほしい道草
内側の傷つけ方が知りたくて今夜は床で寝ようと思う
....
きらきら目
死んだようでも
どっちでも
この世界に
在(い)るということ
秋の小憩
寒蝉が一声高く鳴きわたりどくだみ茶喫す秋始まる
秋となり夏の花々勢いを失いてゆく風の吹く昼
天高く白い雲間に光さし妻と二人の語らいをする
すきだよ、とあなたが言えばそれだけで あたしはてんしになれるのだけど
「うそみたい、うそみたい ねえ」涙目で星降る空の下に立つきみ
ほんとうは何も知らない僕のこと 夏が過ぎても好き ....
泣き止んで幼い心ともにあれ
小さな日々に戻れないなら
ゴム長を引っ張り出した夏の午後
君は来る来るあの日の傘で
戯れに一段上げた跳び箱を
君が跳ぶまで帰らせないよ
....
{引用=
甘苦しい鼓動と呼吸で輪郭を肥らせていく小部屋にいます
焼けついた涙の痕を剥がそうと掻き毟ってる深爪の指
(吐いた息、吐いた涙、吐いた嘘 ぜんぶぜんぶきみだけ ....