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エロ可愛いソルジャーたちが拉致目的で追いかけて来る。ついさっきは、あわやオバサン・ソルジャーに噛みつかれて死ぬところだった。ソルジャーたちの背後に見える太々しい顔があまりにも巨大なのでボクはそいつのこ .... ステアされた初々しい愛が
縦長のコリンズグラスに注がれる
細身のジレを着た男は、
水滴を纏った美しい緋色の儚い愛を
「どうぞ」
と言って、ボクの目の前に置いた

冷えたグラスの縁には
 ....
土砂降りを浴びて
雷さまが落ちた夕暮れに
雲と蒲焼きの匂いが過ぎてゆく
汗とガリガリ君も遠ざかる

そして何処からともなく
幽かな松茸の馨りがやってくる
定番は土瓶蒸しに焼き松茸、
そ ....
水浸しの草原に黒い鳥たちがいる
どこまでも濡れた大地に星が映っていた
シマウマに乗って宇宙へ行く
果てしなく遠い、天地の境を行けば
そこに揺らめく虚空の入口がある
朝が来れば揺らめきは消えて ....
砂粒がかがやくと
水際はふたたび沈んだ
土用の波が音をたてて崩れる
台風前の静けさが
妖しい雲に包まれていた

あの賑わいは、
もうない
貸しボートも
焼きそばも
かき氷もやってい ....
ぼくはどこへゆくのかなぁ
ポケットにビー玉がじゃらじゃら
麦わら帽子に少し汚れたランニング
ビーチサンダルの鼻緒はブルーだった
あの頃のぼくはもういない

灼熱の街を黒い革靴でさまよう
 ....
降りしきる砂に埋もれてゆく
さまざまな過去が現れては消え
羽のない水色の鳥は
ぼんやりとした想いの空をとびつづけた
ここが幻だとしても
今は見ているものが現実だった
砂に埋もれてゆくからだ ....
道の途中で、
一緒の者が笑い始めた
相棒は笑いながら
「もうお終いだよ」と言う
そんなことはないよ
いつか終わりかどうかじゃなくて
僕たちはちゃんと生きている

相棒は歩くのを止めた
 ....
ボクの住む街の駅前にナントカ銀行がある。建物のガラス窓にはポスターが貼られていて、たぶんイメージキャラクターなのだと思うが、若く溌溂とした女優さんがこちらを見て笑っている。でもこの女優さんは、小学校か .... 起床してシャワーを浴びながら30秒でイク、ブレインテック AV を観た
着替えるとレンジグリルで冷凍のモーニングセットを温めながら
エスプレッソマシンでカプチーノ・コン・カカオを淹れる
マネクサ ....
戦争が平和を利用する
平和とは略奪だ
子供たちを巻き添えにして
パンとチーズのために、
俺の家族のために、
容赦ない 機銃掃射で平和を願う
皆殺しによって、
街に平和を取りもどす
年老 ....
やっと運ばれたラーメンに
小さなゴキブリが入っていたので
店員のお姉さんを呼んで苦情を言ったのだが、
なぜかマトモに話を聞いてくれない
挙げ句の果てには
「もう、これ以上粘着しないで下さい」 ....
まばゆい時間の 小刻みにゆれる青さ
珊瑚礁を覗かせて萌える 艶やかな森の木々
哀しみも知らず どこまでも陽気にうかぶ島々
歓びにあふれる光
しろい砂浜と椰子の木と影
涼しげな風、
美しい女 ....
少し芯のあるパエリアを
何も言わずに食べる
失敗は復唱しない、
一度失敗したら、
もうそれで良いのだ
失敗は、
天国への階段だから

半年がすぎて
さあ、
もう一度パエリアを作る
 ....
こころころころこころころ
こころはころがるころころと
不思議なおにぎり食べたとたん、
こころがおちてころがって
ほっぺもおちてころがって
たくあん食べてお茶のんで
あちこち探してみたけれど ....
若かったころ、けして美人と言うわけでもなかったが、彼女もまだそれなりに可愛かった。男たちが代わるがわるにやって来ては、クルマに乗せたり、映画を観に連れて行ったり、また酒を飲ませたりと彼女との時間を楽し ....  ボクのおもちゃ箱には、各国の偉い将軍や独裁者へ直通でつながるスマホがしまってある。彼らの軍隊はボクのオモチャで、戦車やミサイルも国籍はどうであれ、ぜんぶボクの物だ。
 イ・ピョンイルによって「欲望 ....
胃袋にとって幸福な朝が、もう何十年も続いている。アフリカの中央部、西アフリカ、そして南アフリカでは、貴重な地下資源を搾取するために背広の匂いのする不可解な病が流行し、軍隊が治安を守り、人道的な医師たち .... アルマイトの弁当箱には
頭の焼け焦げたメザシが
白い飯の上に載っていた
梅干しが隅に添えてある
崩れた厚焼き卵もあった
新聞紙に包まれた弁当は
開ける前から魚臭かった
あまりにも見栄えが ....
夜の河を渡り、
艶やかな曙光の漏れる
真っ暗い雲の拡がりをただ眺める
漸く拳大の握り飯を噛り、
竹筒の水を飲む。

水は、化粧の匂いがした
ふと剣鉈を抜いてみたくなった
微かに残った夜 ....
飾りのパセリは、
最後まで皿にあった
涼しい夏の朝に、
君がはじめに運んだのは
5秒ビシソワーズ。
――トマトジュースと牛乳の、
かんたん冷製スープに、
ちょこっとだけ ふり掛けた
マ ....
詩人たちが眠る森で
私は目覚めた
魔女たちが夜空をとびかい、
光る無数の妖精たちは、
夜つゆを飲んで歓びはしゃぐ
草木の葉を揺らし、
紅いキノコのまわりを
皆で踊り囲んで! 
よいか、 ....
誰も読まないというのは、
ある意味【特権】だ

誰も読まないから、
何だって自由に書ける
ウンコ漏らしちゃったことや、
女子に立ちションさせてのんだこと
あんなことや、
こんなことをし ....
にくたらしい、
そんな奴のことはわすれて
今夜はスキヤキ、作ったるねん
でも、ちょこっと懐がさびしいから
肉なしでスキヤキしたろ

葱は買わんでもよろしいわ
ちょっとお隣さん、
スキヤ ....
深度0



砂糖の上にころがる、苺。

全人類を絶滅させた時、神が再来する

6:00

日本の高速道路計画は財政赤字を拡大させる

そして乾いた唇に、虹色のシャボン玉が触 ....
やさしいことばで君をえがく
長い髪の、
 今は
とても みじかく切ってしまって

君が泣いている
君が笑っている
でも本当は、
ひとり静かに怒っている
縁側でひざを抱いて座ったまま
 ....
あなたは声を雲にあげ、多くの水にあなたをおおわせることができるか。
――ヨブ記38章34節

【2019年12月】

2019年12月8日 - 中国の湖北省武漢市の保健機関により原因不明の肺 ....
赤です、

否。それは違う
そう見せてはいるが
実際は
――青だ

夜です、

たぶんそれもレトリックだ
朝は夜のなかに隠された唯一の希望であり
じつを言えば昼も夜の一部にす ....
かん高いガダルの啼く声が
白群の山々に木霊して
間近に海を見下ろすメドの家の庭には
彩り鮮やかな草花が咲いていた

山腹にあるメドの家の赤い屋根には
ダ、ド、マ、の翅のある猫が巣をつくり
 ....
かん高い声の騒ぐ言葉が部屋中を這いまわっている。声の主は女と女なのだが、女と女は椅子に座っていて向かい合ったちょうど真ん中にテーブルに載った紅茶とポッド、そしてナイフで取り分けたそれぞれのビクトリアサ ....
アラガイsさんのatsuchan69さんおすすめリスト(73)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
平和絵巻- atsuchan69自由詩3*23-9-22
愛のカクテル- atsuchan69自由詩5*23-9-11
詩情の薫りご飯- atsuchan69自由詩6*23-9-4
シマウマに乗って宇宙へ行く- atsuchan69自由詩12+*23-8-26
終わらない夏休み- atsuchan69自由詩8*23-8-16
ビーチサンダル- atsuchan69自由詩11*23-8-12
砂の鳥- atsuchan69自由詩9*23-8-5
とんじゃく- atsuchan69自由詩5*23-7-1
死んでゆく爺ちゃんや婆ちゃんたちへ- atsuchan69散文(批評 ...4*23-6-22
ちんぷんかんぷん- atsuchan69自由詩3*23-6-2
戦争が平和を利用する- atsuchan69自由詩3*23-3-20
ゴキブリ飯店- atsuchan69自由詩5*23-3-17
私の名は、スタヴローギン!_(2023年改訂版)__- atsuchan69自由詩2+*23-3-10
天国は待ってくれる- atsuchan69自由詩5*22-9-26
不思議なおにぎり- atsuchan69自由詩3*22-6-19
女の一生- atsuchan69自由詩4*22-5-16
欲望- atsuchan69自由詩2*22-4-28
東京の涙- atsuchan69自由詩3*21-10-12
メザシの弁当- atsuchan69自由詩12*21-9-17
苔の滝- atsuchan69自由詩8*21-8-1
忘却のパセリ- atsuchan69自由詩5*21-6-6
残骸とひこばえ- atsuchan69自由詩7*21-5-25
誰も読まない- atsuchan69自由詩2*21-4-24
肉なしのスキヤキ- atsuchan69自由詩5*21-4-5
深度0- atsuchan69自由詩3*20-12-17
やさしいことばで君をえがく- atsuchan69自由詩3*20-5-6
クラウド_①- atsuchan69自由詩3*20-4-23
モノリス- atsuchan69自由詩1*20-2-26
メドの赤い屋根の家_☆- atsuchan69自由詩4*19-5-29
騒ぐ言葉_★- atsuchan69自由詩5*16-9-20

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