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雨を切る
水面のふたえの眼差しを
かたちとどめるまで震わせる
水上に口寄せる雲のとうげ
向こうは見えず雨惑い
みなもとに降る縦糸の舟が
あまさず小道を払いおとし
南の淵から流れる北へ
 ....
    とても緩やかな速度だった
    晴れた日の湖を思い出せるほど
    まぶたに溢れていた
    そこから声を投ずることもできないほど
    咽は休息していた
 ....
Akari Chikaさんの理来さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨を切る- 理来自由詩14*12-2-4
- 理来自由詩512-1-18

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