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僕の昭和は40年代後半からだった

喫茶店の入口を飾るレプリカのような

素朴な人工がひかり輝く日々だった


遊ぶのは工事まえの土くれのうえだった

わざと転げて服をよごす

 ....
たのしい

つぶやいてみた

ひろってもらえた

ぼくのつぶやき

たのしい


不思議な映画のような

ちいさな命

ちいさなものへの愛情


たのしい

つ ....
ガラスだった

熱ければ溶けて

寒ければ縮んだ

落とせば割れるし

転がせばすぐ傷がついた

でもガラスは


中学のときかさばるし重たかったから

よくわざと教科書 ....
在りし日の粗雑さ

ほこりのまじった水の匂い

ひとつふたつの梅の香です

あなたの帰り道愛おしくて

思いが詰まってる


もうすぐ春ですねえ

梅がひと枝ほころんでいます ....
それは舞踏そのものだった

指揮棒を持たない指揮者のようだった


楽器が鳴る

音があふれる

色彩がふくれ

温かかった


それは音楽そのものだった

指揮棒を持 ....
みんなのこころを

ひとつにする

それが、こころざしだ


そのためには

みんなのこえなきこえを

めとこころとみみで

きくんだ


みんなのこころを

ひと ....
雪まみれになったあなたの道

清く浄くつづいて

それはやがてふたりの道にもなるだろう


会えないより

会わないほうが

大好きより

大好きでいられる


紅茶の ....
鳩が二羽しかいないことをアマリアはあらためて不思議に思うのだった

ここにはカマンヌとスダーイとアマリアの三人がいる

ということは鳩は三羽いなければならないのだった

そんな当たり前のこ ....
あなたを暴力から守りたいのだ

ぼくの暴力から守りたい

決めつけたり懐疑したり

そんな暴力から守りたい

ぼくの美しい心を守りたいのだ


まだ暗い朝の空気は

つめたく ....
海まで自転車を傾けながら走る

耳のわるいおじいちゃんが耕している田んぼを通る

民家の建ち並ぶ屋根のうえには雲が光と競争している

太陽がぎらぎらと当たって汚い川が美しく見える

静 ....
さびしいのに

さびしいふりすんな

さびしいのに

さびしいとか言うな


思い出

メルヘン

傷つき

通りすぎ


さびしいのに

さびしいふりすんな
 ....
帰宅して

いのちを祈る

心に座る

道のうえ

月がまんまる

夜に座る


砂漠いろの黄色い天体

幸福が明るく焦げている

ああ孤独って可笑しい


帰 ....
のぼってゆく坂の上の青い天にもし一朶の白い雲がかがやいているとすれば

近代日本の夜明けを描いた作品のあとがきとして書かれたこの詩をわたしは好まない


坂という使いふるされたイメージとひか ....
この不快感を忘れない

きみのことは忘れても

この不快感は忘れない


どうされたら傷つくのかを

教えられたことは忘れない

つめたい命とは関わらない

そう誓ったことは ....
おまえが元気で

嬉しくて淋しいです

おまえが愛されてて

悲しくてあったかい気持ちです

ありがとう


おまえもおれも気をつかいすぎて

相手をリラックスさせよおもて
 ....
がんばるがんばるってなにをがんばるんやろ

男に猛アタックでもしてるんやろか


うん、たぶんそやな

それいがい

あいつががんばるようなことなんて

なあんにもないはずやもん ....
中学のとき

それが休日の過ごしかたのような気がして

よく一人で映画館に行った

暗い映画ばかりを選んで観ていた


いまでも思い出すのが

神田川とミ・アモーレの鐘という映画 ....
ぼくだけが四の段おちた

せんせいが心配した

とぼとぼと家に帰った

まえのひ四の段カードをなくしてしまった

だからお家で練習できなかった

つぎの日は九々のテストがなかった
 ....
新規事業として計画しているレストランについて

既に上場を果たしているレストラン経営者に話をしたとき

素人が手を出して成功するような甘い業界ではない

僕の名刺を裏返したりしながらそう憎 ....
宇宙からあなたの引っ越しを見つめた

それは1ミクロンにも満たない移動だった

この1ミクロンのために

あなたは新居をさがし手続きをし

引っ越し屋さんから段ボールをもらい詰め

 ....
虫が好きだと、少年のままいられる

手塚治虫の言葉だ

虫にいろんな一字を当て嵌めてみる









まだまだ当て嵌めてみる






 ....
月はひとつで

星たくさん

孤高に見える星だけど

星にはたくさん仲間がいます

でも月も

青に寄り添う

せつない愛です

それがなんだと言われても

そう思う
 ....
彼女がたとえ男だったとしても

ゾウだったとしても

ぼくは彼女の存在を愛しています

今朝そう告白して

そういうことだったんだと

はじめて楽になれたような気がしました

 ....
そうやって大切な「もの」を失ってゆく

失ってゆくのはいつも「もの」だ

ぼくが「もの」にしてしまった「もの」なのだ


年甲斐もなくSMに溺れたのは

二十も離れた女と

ふた ....
武蔵小杉から目黒線で武蔵小山にむかった

販売機のうえの路線地図に武蔵小山をみつけると

すぐそのしたには旗の台という駅があった

フレーフレーコールが聞こえる

だれかが旗を振りなが ....
ひかりより速い存在に

乗ってあの星にゆけるのなら

二人してまた未来つくれるよ

ひかりより速い存在に

乗ってあの星にゆけるのなら


ひかりより速い存在が

発見された ....
着信気づかなかった

今 地下鉄

今日 外は金木犀の匂いがしてる


ぼくよりも

孤独を決意したたましいから

メールがきた

金木犀ははまだ

埃っぽくなった葉のま ....
愛はある

愛は重力のようなものだ

引力と遠心力と慣性の力

愛はある

愛は力だ

引き合う力と離れてゆく力と包み込まれた力

愛はある

重力とおなじくらいある

 ....
総理!ぼくはあのとき

民主党には入れなかった

でも、応援している

ぼくはあなたたちの

ハシゴを外すようなことはしない

時間をかけてしか

変わらないものがある

 ....
22年まえも自粛が日本を覆っていた

コマーシャルが口パクになってNHKは夜中も天皇の下血の量とか血圧とかを画面に表示しつづけていた

そこにはクラシックがながれていた

えんえん、えんえ ....
乾 加津也さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(106)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水色と灰色の昭和- 吉岡ペペ ...自由詩712-3-4
たのしい- 吉岡ペペ ...自由詩612-3-3
ガラスの教室- 吉岡ペペ ...自由詩712-2-25
思いが詰まってる- 吉岡ペペ ...自由詩612-2-16
ストコフスキー- 吉岡ペペ ...自由詩212-2-6
志と聴と- 吉岡ペペ ...自由詩112-2-5
- 吉岡ペペ ...自由詩612-1-24
月の石(順不同)- 吉岡ペペ ...自由詩312-1-22
青と白- 吉岡ペペ ...自由詩612-1-16
海まで- 吉岡ペペ ...自由詩512-1-15
さびしい言うな- 吉岡ペペ ...自由詩412-1-12
いのちを祈る- 吉岡ペペ ...自由詩7*12-1-10
坂の上の雲- 吉岡ペペ ...自由詩511-12-28
忘れない- 吉岡ペペ ...自由詩611-12-22
ありがとう- 吉岡ペペ ...自由詩2+11-12-17
がんばる- 吉岡ペペ ...自由詩2+11-12-16
中学のとき- 吉岡ペペ ...自由詩4+*11-12-12
四の段おちた- 吉岡ペペ ...自由詩4+11-11-30
鉄人の言葉- 吉岡ペペ ...自由詩511-11-27
光の世界- 吉岡ペペ ...自由詩4+11-11-26
虫が好きだと- 吉岡ペペ ...自由詩3+11-11-26
せつない愛- 吉岡ペペ ...自由詩711-11-10
ギフト- 吉岡ペペ ...自由詩1511-11-3
宿命- 吉岡ペペ ...自由詩911-10-6
フレーフレー- 吉岡ペペ ...自由詩211-9-30
わたしは星に抱かれていよう- 吉岡ペペ ...自由詩211-9-27
9月の決意- 吉岡ペペ ...自由詩411-9-8
愛はある- 吉岡ペペ ...自由詩1011-4-24
総理!- 吉岡ペペ ...自由詩311-4-17
不幸な自粛- 吉岡ペペ ...自由詩511-4-2

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