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路地裏に朝が来る


渇いた夜をすり抜けて朝が来る


湿った朝顔たちが顔を上げ始め


そうして恋が


そっと目を覚ます
ねぇ君
泣いてないで笑いなよ

空き缶を蹴飛ばしても
明日には届かない

空が海に溶けてるって知ってるかい?

僕らが見つけたものに
名前を付けるとして
それが恋なら良いと ....
急な坂を歩き続ける


長い階段を上り続ける


行き着く先はわたし達の終点


だから今は


手を


繋いで
心灯火散り花火


夏が来て風が吹く

夜が来て明かりが灯る


心灯火散り花火


あなたが居て永久を願う

わたしが居て愛を示す


線香花火は悲しい色 ....
遂げられない想いを

今も抱えている。



この想いが成就することは

雑木林に薔薇が咲くようなものだ。
そうして語り部は謳う


燕に託した幸福の王子

お菓子の家の魔女の事

舞踏会に行く灰かぶり


夜毎夜毎に語り部は謳う


もしいつかこのわたしが

語り部になれ ....
忘れられた歌

幼い日の

遠い記憶と

優しい嘘


軽い眩暈と

心臓の鉛


どこまで潜ってゆくの

どこまで走ってゆくの


世界は等しく朝を迎えるけれど ....
{画像=120710105150.jpg}

小さい頃から

自分はいらない人間なんだと思ってきた。

いつもいつも、死にたいと思ってた。

そんな時はよく、空を眺めた。

広いな ....
うずら豆さんの永乃ゆちさんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
路地裏に朝が来る- 永乃ゆち自由詩5*12-7-30
言っておくれよ- 永乃ゆち自由詩4*12-7-29
手を繋いで- 永乃ゆち自由詩3*12-7-29
心灯火散り花火- 永乃ゆち自由詩14*12-7-25
雑木林に薔薇の咲くこと。- 永乃ゆち自由詩6*12-7-25
語り部は謳う- 永乃ゆち自由詩4*12-7-21
心臓の鉛- 永乃ゆち自由詩15*12-7-18
路傍の花- 永乃ゆち自由詩17*12-7-10

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