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絡まったままほどけない幸せを
アスファルトに埋めたまま夏がきます
最高気温が湯気になる夕方に
風鈴は燃えあがる
生まれたばかりの炉の中で
輝いている命を
そんなふうな形に変えた
あぁ ....
一度だけ 今
悲しくなりそう
遠い日の出来事は
影に住んでいる
小さな頃にあふれてたこと
今更この目に映ってる
足元の木漏れ日は
万華鏡よりも輝いて
僕を励ましてくれる
....
煌めくものも 夜の海も
涙に包まれて消えていく
朝焼けの岬も 発つ船も
そこにうつっていた
遠い空も海も
一つすくえば君の色
優しく吹く愛しさが
胸に広がって止まらない
....
水面に月が揺れている
岸の見えない
海の真ん中
それは誰にも見つからない
布製の光が
波の上を滑るように航海する
誰にも掬えない航路を行く
あの人の
おさげ髪が懐かしい
....