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巡り巡るのは
この体のどの部分だろう
美しいモノが何だか喧しくて
見ていられない
胃を急き立てる文字の群れは
胸を焦がして焦がして
睫毛さえも弥立つ
やっぱり誰か頭上で笑 ....
もっともらしい音を立てて
近づいてくるものを
振り払うことができない
高く高くあげてしまった凧を
地へ降ろす勇気がない
すべては死に向かう
そんなことは百も承知で
....
指先で蠢く明日の匂い
触れられないから
ぼんやりと
唯々ぼんやりと
眺めるしかできなくて
願ってみたり
祈ってみたり
いつかしたようなことを繰り返す
優しさで世界が溢れ ....