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むかし
落ちていた石ころが
月になりたい
と泣いていたので
僕は
星にならなれるよ
と笑った
石ころをつかみあげて
力いっぱい遠くへほおる
すると
涙が尾を引いて
石ころは帚 ....
太陽は
さくさく さくさく夏にしてゆくよ
さくさく
いつまで咲いているのって
言われるかもしれない花は
あわてて風に開ききったカラダを揺らす

袖だって半分だ
裾だって短めだ
足だっ ....
お願いだからどうか
どうか君の横で眠るその人を
起こさないように
声を立てないように

唇に指を当てて
僕はおびえた顔の君を眼で制する
そのまま動かないで
なにもしゃべらないで

 ....
{引用=――わらべうた}


空は晴れていました。それはもう、
実にみごとに晴れわたっていまし
た。僕(子供)は逆上がりができ
なくて、学校でみんなから笑われ
て、からかわれて、そのせい ....
デカダンスな景色が焼きついて


あんまり考えてると


半身の喪失感がひどくなる







空は青いね




君は元気にしてますか?



 ....
ガーベラ
モッコク
ミモザ
ナデシコ

ツユクサ
ゼラニウム
アジサイ
コデマリ

パンジー
シラン
ユキノシタ
キバナコスモス
 
 
恋と詩と
あとひとつ
思い出せないのです
と言って
遠いところへ
いってしまった
あとひとつ
それはあなたの
声、かもしれなかった
 
 
あなたのされこうべをかかえて
どこまでも歩いていく
あなたの影をひきつれて
どこまでも歩いていく
あなたのまぼろしといっしょに
どこまでも歩いていく






いきていく
君かもしれない
水銀のように形なく
まどろんだり拗ねたりするのは
僕の隣で眠る君かもしれない

瞬きを繰り返しては破裂する
懐かしい季節は背徳に伏し
窓際でこころに抱えるには大きすぎる
 ....
さみしい人は敏感だ
さみしい人は
さみしいということに一生懸命

あまりに一生懸命にさみしがるから
周りにいる人は触れられなくなってしまう

さみしがる人が
さみしいということにひたむ ....
{引用=上滑りした会話が
水槽の中で泡を吐いた
外は
しみこむような雨
果実を一つ
大きな手が絞ったような


呼吸困難で
死にそうだと
酸素が足りないのだと
嘆く声が聞こえる ....
静かにうたえば
静かな明日がくると夢みた
みそうだった
こんな静かな夜だから

どこからか訪れるはずの
朝がくる前に
私は少ししなければならない
たとえば謝罪のような
 ....
皮肉なものですね

愚痴をこぼしたくなるとき
その愚痴を聞いてくれ人は
愚痴なんか聞かせたくない人だったりする

遠まわしな言葉が
あなたの
うんうんという相槌とともに
だんだんと本 ....
カワバタからのメールを朝めがさめて見ようとしたらメールが三件になっていた
ひとつはユキオから
ユキオからは、四月の六月、そのひとことだけだった
ヨシミはたまにユキオに写メだけを送る
ヨシミはそ ....
六月にはなにも書けない
上昇し続ける温度と
いつでも雨を隠しているような
湿度に
脅かされて
六月にはなにも書くことが出来ない
消化出来ないものを胸の内に抱えて ....
ろくに足も
使えない奴
お前の語る
自由に
何の意味がある
優しさを
振りまくふりをする
その瞳
お前の
その瞳に
悪魔の宿るのを見た
柳の木の下で
羊の群れを刈り取り
小動 ....
熱い とひとり言うのも飽きて
熱いねえ って呼びかけてみた
誰もいないのだけれど
そうしたらその声は
出しっぱなしのストーブに こだま したよ
金属質の涼しげな音で
冬の熱はとっくにさめき ....
大江健三郎言う所の『自意識過剰の病気』になって



何の事はねぇ只の統合失調症なんだけど





んでも昔の呼び名の方が凄味があって良かったよな ....
何もないとき
幸せなとき
何にもないとき
楽なとき

津波の前触れ
考え方を変えろと
言うけど
悪い事してないもん

師匠は何でも知ってるけど
言わないで黙っている。
孫悟空の ....
今日も今日とて自習室難民

テキストを開いている時間より
さまよっている時間のほうが長い
席の空いているスターバックスを
すわりごこちのよい席の空いているスターバックスをさがして


 ....
音楽の教科書の
バッハやベートーベンの顔にいたずら描きするのは定番
けれどもなぜか社会科の資料集が
消しゴムで消せちゃうカラー印刷だったのでした

それにふと気がついて
それでふと思い立っ ....
              100606


60サンチの艦砲射撃で街の中は大混乱
命が大事と逃げ出したくなるのを踏みとどまって
物干し竿を売りにゆく
20年前の価格ですと
ラウドスピー ....
電子レンジに入れないでください。発熱しても
心配ありません。DO NOT FOOD ひとといて、
熟れるようよ、と言った瞬間 切断面を錯覚し
て 覚めやらぬ夢をCT にかけた 飲 ....
夜中3時まで勉強をする。
疲れ果て眠りにつく。
誰とも付き合わない。
結婚したらできなくなる。

辛く苦しい。
修行のようだ
自分を痛めつける
コーヒーを飲む

部屋の中はごった返 ....
還暦をむかえたばかりのお母さんの夢を見た
このまえの夏ヨシミは姉と姉のこどもとお母さんとで還暦の旅行をした
旅先で見た原始てきな川がつよく流れていてそれは前日までの雨で増水もしていたようだった
 ....
人の匂いのまったくしない詩と
欲の色がぎらぎら浮いている詩の
どっちがいいの
どっちがいいの
ってあなたがきくから しつこく

大きな口をぐあばと広げて
ヴぉぼヴぉぼと吐き出してやったの ....
マネージメントを行う者にとって、[部下に夢を語り、役割の範囲を伝え続け、成果を期待し励ましてゆく]ことは、きわめて重要なことだ

もうひとつ重要なことがある

それは、[部下のリアルタイムの貢 ....
いくら頭を抱えても 
仕方のないことで 
うじうじしている自分の{ルビ面=つら}を 
本の頁から取り出した 
厚手の{ルビ栞=しおり}で、ひっぱたく。 
薔薇は
許されたかったのだろう

棘をまとって
なお、
許されたかったのだろう

それゆえ薔薇は
愛された

かつ、
おなじ分だけ
避けられた


薔薇には罪が
 ....
噛み付いた歯の先から、刺激


微笑みの国タイランド
とにかくひどく蒸し暑くて
立っているだけで背中を汗がつたう
ホテルの側で借りた自転車には
鹿児島県の防犯登録証が張り付いていた

 ....
ベルヤさんの自由詩おすすめリスト(79)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
帚星の由来について- 國朗自由詩410-6-11
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六月にはなにも書けない- ホロウ・ ...自由詩5*10-6-7
天秤- 真島正人自由詩6*10-6-7
冬の熱- 小林 柳自由詩4*10-6-7
大分前の話- TAT自由詩2*10-6-7
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