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  生臭い夜に
  九本の足が生えている



  洗いたてのシーツに置かれた
  ただひとつの丸い石
  きみの汗がそのうえを伝い
  鼠がねぐらに帰るように
  闇の奥へ ....
  皺くちゃの子ども
  緑色の鋏を手にして
  揺らめく雲の端を断った



  いま、
  目覚めの時
  山の連なりは遠く
  朝焼けに縁どられ煌めく
  森のどこか ....
小川麻由美さんの草野春心さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ねぐら- 草野春心自由詩612-11-10
皺くちゃの子ども- 草野春心自由詩712-11-10

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