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抽象画家が描いた
うつくしくはりめぐらされた運河
本流が支流になって
クモの巣状の千の川になる
―― そこに
ジェルマン
という街がある
静電気をおびた ....
あんなにも忙しくぼくの脚はうごいていたのに
それいじょうに
踏みしめていたものの方が素早いなんて
なので、いつまで此処にいられるか
ぼくはじっさい
心もとない気分です
....
トゥクトゥクの傍らで赤い夕日を待って
犬は
なにもしていない真昼
なにをしているのだろう、そこで
みずからの首に首輪をつけ
ひもをつないで
犬って
なにも ....
オタマジャクシが
ぼくのまぶたの裏側に棲みついてしまった
けれど、だれからもみえない
ぼくにも
影の輪郭しかみえないが
たしかに棲みついて動きまわっている
....
曲がり屋レオンさんの石川敬大さんおすすめリスト
(4)
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
架空の街のロビーにて
-
石川敬大
自由詩
17*
10-12-17
きせつにサヨウナラをして
-
石川敬大
自由詩
22*
10-11-23
国境ちかくの町かどの犬
-
石川敬大
自由詩
20
10-10-7
ふあんな街は犀の背中にのっている
-
石川敬大
自由詩
16
10-9-11
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