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猫でした
まちがいなくねこだったと思うのですが
定かではありません

幸せだったかもしれませんし
そうじゃあなかったかもしれません
宿無しだったのはたしかです

いまでもたいして変わり ....
かなしみをください
あなたの傷口のように深い夜に

ことばをください
書き忘れた遺書のように
端正に綴ってみたいのです

桜が眼に沁みてなぜかせつなく
なにかを教えてくれるのですから
 ....
0次元

面積を持たない点は哀しくて
あられのようにパラパラと降りそそぐだろう
なんのうえに

1次元

線虫となった哀しみはのたうちまわって
それでも面積を持てない

2次元
 ....
そのジャケットにはかもめが飛んでいた

水晶の静寂が永遠の砂から響いて

僕の胸ポケットの中には人生の請求書しかなかったのだけれど


静謐がほしかったそれ以上に孤独が

体のすべて ....
月曜日が休みになった
連休などありえない流通業で日曜の休日も
夕方は次の日の積み込みに時間を割かれる

小学校と中学校の転入手続きが残っているのだが
嫁さんとの勤務シフトがあわない

ま ....
張り詰めたもの
鋭く一文字に空間を切り開く

切ないもの
鬱々とした恋の綱渡り

儚いものばっかりを見てはいけないのだけれど
儚さばかりが心のよすがだった

国家が機能しない病気の国 ....
その夜そらは光の雨で満たされて
彼方の丘の上にまたひとつ星が突き刺さり
まるで堕ちてゆく天使のようにうたいながら
ことばのかけらのように降り続けるのです

こえにならない声がきこえて
胸を ....
月面に地球がのぼるのを見たことがあるかい

虹彩異色症の奥菜惠ちゃん デビッドボウイ

片目が金目でもう片方が銀目の猫

ちょっとだけちがうものが無数に存在するが

有限個ならば統計学 ....
あなたはそれが
遠いところにあるとおもっているのでしょうか
海にわきあがる雲をみているように
自分にはかくれてるように感じたのでしょうか

風が蒔いていった種はどこかで芽吹いて
きっとそこ ....
ぼくたちはことばの国のたびびと
遥かな源流から
ひとひらの花びらが流れてきてそれは
あらたななまえを与えられて言葉となる

ぼくたちは森を抜け荒れ野を辿り
大地から漏れ出た溶岩流に閉じ込め ....
あさひばり月の弓から放たれて飛び

川面より一筋のひかり朝靄を切る

遺伝子のテーマかかえて君を想うその先にあるのものはなに?

奪われしすべての愛に花を手向けん

回答をさがしてみよ ....
石川敬大さんの梅昆布茶さんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
猫でした- 梅昆布茶自由詩33*14-5-9
憧憬。春- 梅昆布茶自由詩24*14-3-31
次元の詩- 梅昆布茶自由詩24*13-2-23
半島の午後を- 梅昆布茶自由詩18*13-2-17
休日- 梅昆布茶自由詩2012-11-28
タイトロープ- 梅昆布茶自由詩1612-11-25
流星群- 梅昆布茶自由詩1912-9-9
地球照- 梅昆布茶自由詩2212-6-24
たいせつなもの- 梅昆布茶自由詩2212-5-9
言葉の旅人- 梅昆布茶自由詩1812-5-3
花をたむける- 梅昆布茶自由詩13+12-4-29

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